【八王子社長列伝】夢現舎 飯田さんの物語「日本の文化をITで応援したい」

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【八王子社長列伝】夢現舎 飯田さんの物語「日本の文化をITで応援したい」

八王子まつりの「あの」アプリの会社

八王子まつりでの山車の現在地がスマホでわかり、しかも歴史解説もしてくれる「八王子まつりeガイド」を提供しているIT企業「夢現舎」の社長が飯田公司さんです。

八王子市内の使える日本遺産「桑都物語」音声ガイドもあり、こちらはGPSで位置を把握し、その場所の音声ガイドが流れるというもの(八王子城跡や小仏関所など10カ所以上。高尾山では文化財や名所の各所で)もありますが、実際には同じアプリ。

八王子以外にも「小田原城」「御岳山」「浅草」「栃木市」など各地にそれぞれアプリがありますが、どれか1つのeガイドをインストールしてあると、その場所に行けば適切なアプリに自動的に切り替わります。ユーザーがそれぞれ別のアプリをインストールするような不便なことがありません。

この仕組みは2020年12月に特許を取得しました。

色々な観光地でのアプリ。それぞれアプリの名前はことなるものの、1つスマホに入っているだけで、その場所に対応したアプリに自動で切り替わる

アプリで商店街活性化

同社では千葉県で商店街のポイントをアプリで使えるシステムを展開しています。このアプリを使えばポイントカードを持ち歩かず、スマホだけで済みます。「観光やイベントが地元商店にお金を落とすきっかけに、必ずしもなっていない。観光と商業がマッチングするようにしたい」

観光客に向けた機能以外にも、商店街利用(スタンプラリーや店舗情報発信)など、日常的なシーンでも利用が可能

日本文化の強み

「ITというと、『最先端でよくわからない』というイメージかもしれませんが、ITはあくまでツール=道具に過ぎません。日本の一番の強みは日本の文化。それをITで支援したい」と飯田さん。

実は飯田さんの最初の起業はアメリカ。元・伊藤忠アメリカ社長のCEOの元で、UCバークレイの学生と現地法人を立ち上げている。海外を知るからこそ、日本の良さも見えてくる。「日本文化は世界的にも人気のコンテンツです」。

シリコンバレーでは「ビジョンを持ったソフトウエア」という考えを学んびました。今、飯田さんの中にはITを使った地域活性化という明確なビジョンが描かれています。

飯田公司さん略歴

1987年 東京電機大学工学部機械工学科を卒業し、独立系ソフトウエア開発企業に就職
1992年 大手電機メーカーのコンサルタントとして中央官庁事業に携わる
1998年 KSPビジネススクール卒業。最優秀賞受賞
2001年 カルフォルニア州に子会社設立。同社GMに就任
2008年 夢現舎設立

住所

東京都八王子市堀之内3-34-1 3F

電話

042-673-7356

042-673-7356

ホームページ

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公開日:2021-11-25

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