新神木自治会(駒澤雄治会長)が2月5日、地域住人に「無事です」タオルを配布した。
タオルは地震などの災害時に、玄関前などに掲示して無事を知らせるもの。目立つよう黄色に、掛けやすいよう下半分に「無事です」という文言と、自治会名がプリントされている=写真。安否確認が迅速に行えることで、必要な救助や支援に、時間や人員をまわすことができる。
区などが開催している防災フェアで、他自治会が使用していることを知った同自治会役員らが、市の町内会・自治会活動応援補助金を活用し、使いやすいよう小さくして作成。約30人の班長を通じて、600ほどの世帯に配布した。
駒澤会長は「有事の際に役立て、近所の日頃の情報交換の大切さを考えてほしい」と呼びかけている。
有事に備えて家族構成把握
駒澤会長によると、同会内の高齢者独居世帯は52、高齢者夫婦のみ世帯は111と多くなっているという。そこで同会では、会員世帯の家族構成だけでなく、「寝たきり」など救助が必要な家から要望を受けるなどの対策を講じている。