【取材レポ】広がれ、読書文化!横須賀ブックミュージアムってどんなイベント?

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【取材レポ】広がれ、読書文化!横須賀ブックミュージアムってどんなイベント?

新書にはない魅力があることから、全国的にじわりじわりと人気が高まっている古本市。神奈川県内では小田原と寒川で「ブックマーケット」の名称で親しまれています。そんな人気のイベントが横須賀・上町では「横須賀ブックミュージアム」として2018年から始まり、こちらも市内外からの来場者で賑わっています。

2年ぶりに開催

そして22年3月、コロナ禍で2年見送られてきたこのイベントが再び開かれました。当日行けなかった方や二の足を踏んでしまった方に向け、どんなイベントなのかをレポート形式で紹介します。

本との新たなめぐり逢い

〝本が似合う街・上町〟にぴったりなイベント

個性豊かな本屋や図書館、博物館、公園を有する、横須賀の中でも屈指の文教地区・上町が舞台。18年と19年は博物館に加え、上町商店街も交えた回遊イベントとしても楽しめるイベントでした。その中でも本屋や文筆家らが厳選した珠玉の作品を箱に入れ、コンパクトな書店のように展示販売する「一箱古本市」が特徴です。同じ趣味の方同士は話に花を咲かせたり、普段自分が手に取らないような作品と出会える機会としても楽しめます。

限られた冊数だからこそ選者のセンスが問われる

文化会館を会場に、3回目となる今回は15ブースが出店。本以外にも昆虫標本(レプリカ)や使用済み切手カードの販売、押し花のしおり作りワークショップ、化石の展示などもあり、会場を賑わしていました。さらに今回初の取り組みとして「三浦半島」をテーマにしたブースを展開。

地元色を強めたイベントも

実行委員長を務め、自身も小出版社「サンズイ舎」を主宰するモリナヲ弥さんによると、「コロナ禍からようやく開催に漕ぎつけました今回、感染対策の観点から会場を文化会館だけに絞ったにもかかわらず、延べ400人以上の来場者にお越し頂けました。出店者からも『来場者が途切れず、古本以外にも新刊本もよく買われた』と好評でした」と手ごたえを感じられていました。

古本人気により市外からの来場者や出店者が多いが、もっと地元・三浦半島の人たちに関心を高めてほしいと、今後は地元にテーマを絞った企画や秋に読書イベントの開催にも意欲をみせていました。

実行委員長のモリナヲ弥さん

住所

神奈川県横須賀市横須賀市文化会館

公開日:2022-04-07

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