2022年5月14日・15日に3年ぶりに茅ヶ崎アロハマーケットが開催されます。当日は、茅ヶ崎公園野球場周辺・うみかぜテラスで、ハワイ関連の飲食や物産の展示・販売、フラ、体験型ワークショップ等のブースが並びます。開催に向けての想いを、茅ヶ崎アロハ実行委員会でステージイベントやワークショップのとりまとめをする企画部会長の河井さんにお聞きしました。
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茅ヶ崎アロハ実行委員会メンバーの強い想いから、先陣を切って開催
コロナ禍で中止が続いている茅ヶ崎のイベントの中で先陣を切って復活するアロハマーケット、2020年は通常通り開催の予定で準備をしていたけど2月から始まったコロナの影響で直前に中止が決定、2021年は開催は難しそうなムードに包まれつつ、最低限の準備をしてきたが、やはり中止。しかし、2022年は当初からこれまでと意気込みが違ったそうです。「なんとしてでもやろう！」、「その時点でできる範囲の形でいいから、他のイベントに先駆けてでも開催しよう！」との想いで、開催に向けた準備を進めてきたそうです。
コロナ禍前は、あちらこちらで毎週のようにマルシェやイベントが開かれることがこのまちの日常の風景でしたが、コロナでマルシェやイベントはほとんどなくなってしまい、寂しがっている声を多く聞きます。茅ヶ崎アロハ実行委員会のメンバーの開催に向けた強い想いも、このような状況を受けてのもの思われますし、多くの方々がアロハマーケットを待ちわびているに違いありません。
茅ヶ崎アロハ実行委員会で企画部会長として活躍する河井朋洋さん
コロナ禍での開催に向け、今年は特別に感染対策部会を設置し、アロハマーケット全体でコロナ対策をどのように行うかを検討しました。河井さんが担当するフラのステージでも、「踊るときはマスクをつけるの？」、「声を出してもいいの？」などの課題があがり、検討の結果「踊る直前まで、また踊った直後はマスクをつけますが、ステージとお客さんとの距離、踊り手同士の距離を例年以上に充分に空けるという対策をし、踊っている最中にはマスクはつけず、声を出しながらフラを踊る」ということになりました。こんなところにも、感染対策をしながらもアロハマーケットを開催しようとする、茅ヶ崎アロハ実行委員会の皆さんの強い想いが見られます。
河井さん的茅ヶ崎アロハマーケットの見所
今回の茅ヶ崎アロハマーケットの見所を聞くと、「ステージでやるフラダンスも、うみかぜテラス2階でやるウクレレコンサートも主催者側で厳選した人たちに出演してもらっています。是非、質の高いフラ、ウクレレを見て、聴いてもらいたいです！ その上で、自分もやってみたいと思ってもらえると嬉しい！」と河井さんはおっしゃいます。
茅ヶ崎アロハマーケット2019でのフラの模様
今回のアロハマーケットでは、フラ体験教室、ウクレレ体験教室のブースも設置されています。体験教室への参加をきっかけとして、フラやウクレレをする人の輪が広がっていくと、来年度以降のアロハマーケットももっと盛り上がっていくことでしょう。
アウェイだったまちをホームタウンに代えるイベントの力
河井さんがアロハマーケットに関わり始めたのは10数年前。お子さんが生まれ、奥さんの地元である茅ヶ崎に引っ越してきたのがきっかけでした。奥さんにとっては地元でも、河井さんにとってはアウェイ。前職の広告代理店でイベントに関わっていた河井さんは、地域に関わりたいという想いと、友達をつくりたいという想いを持ちながら、アロハマーケットへのお手伝いを志願し、茅ヶ崎商工会議所を訪問されたことがきっかけでした。その後、アロハマーケットに関わるようになりましたが、その中で一番ビックリしたことは、「てっきり実行委員会の下で、実際には広告代理店がアロハマーケットの企画、マネジメントをやっているんだろうと想像していたら、広告代理店は入らず、地元の人による手づくりのイベントだった。」ことだそうです。一方で、地元の人がつくり上げるからこそ、それだけに想い入れの強いイベントにもなっています。このような強い想いが、今回の開催への原動力に違いありません。
アロハマーケットに関わって10数年、河井さんにとって当初はアウェイだったこのまちも、イベントへの参加を通して着実にホームタウンへと変わってきたようです。
