空き家と聞くと、どうしてもネガティブなイメージがありますが、こんな空き家対策だったらきっと楽しいはず。空き家を楽しむ秘訣を八王子市散田町にある特徴的な外観のコミュニティアパートpas a pas(パザパ)のオーナーでワタナベさんに伺ってみました。
<解決策>
その①セカンドハウスとしてとらえる
その②不動産オーナーになれる
①セカンドハウスとしてとらえる
例えば週末や連休の際に遊びに行くセカンドハウスとしての活用はどうでしょう?「築年数が古くても、物件や土地さえあればリフォームが可能です。自分でDIYを楽しむ方法もあります」とワタナベさん。趣味の部屋を作ったり、庭があればアウトドアの拠点にすることも可能です。
ほかにも「クルマやバイクの置き場として」「お茶室として」「(習い事などの)お教室として」「アトリエとして」などなど、様々な可能性があります。「防災倉庫の代わりにして最低限の水や食料を確保しておけば、いざというときに安心ですね」(ワタナベさん)。
- なお、ワタナベさんは自身の物件のリフォームで入居率アップを成功させている不動産オーナーでもあります。
いずれにせよ「空き家」という家や土地があるからこそ可能な話。「固定資産税が発生したとしても、別荘を買って維持管理するよりもはるかにリーズナブルです」
②不動産オーナーになれる
- もちろん、不動産オーナーとして空き家を有効活用する方法もあります。
「立地や坪数などを見極め、”貸家”や”駐車場”など方向性を決めます。単純に売却してしまう以上に利益が見込める場合もあります」。
さらに、不動産オーナーは地域にコミュニティを作り出す可能性を秘めています。庭の一部を地域の人たちに開放したりと公共的な面を持たせることも可能です。
例えば、若手アーティストが住めるシェアハウスを作り、など地域コミュニティに貢献する方法もあります。
実は、ワタナベさんは地元のPTAの副会長を務めたり、町会活動に精力的に参加したりと、街づくりに関わっています。そして物件には、地域のコミュニティ作りの秘訣が散りばめられています。
街づくりに関心のある方や、空き家をどうするべきか困っている人は、ワタナベさんに相談してみるのがいいかもしれません。
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