知っていますか?船の御朱印「御船印(ごせんいん)」横須賀市内の3つの「御船印」を紹介

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突然ですが、最近船旅してますか?飛行機や新幹線、バスもいいですが、洋上の風を浴びながら見渡す360度オーシャンビューは船ならではの醍醐味。ゆったりした時間が流れ、つかの間、慌ただしい日常を忘れさせてくれます。また近年は、そこが船内だと思えないような充実した設備やプログラム、おいしい料理が味わえる船舶もあるなど、じつに多種多様です。

しかし、楽しみはこれだけではありません。日本各地に点在する船に乗って集める「御船印(ごせんいん)」が、船旅の愛好家のみならず、お土産や乗船記念としても人気を博しています。

御船印ってなんだ?

「御船印」は寺社仏閣でもらえる「御朱印」の船バージョンのことで、全国各地の船会社や海洋博物館が独自の印を発行しています。御船印を集める船旅が「御船印めぐり」です。このプロジェクトは2021年4月に日本旅客船協会の公認事業としてスタートしました。同協会の船旅アンバサダー小林希さんが中心となり「御船印めぐりプロジェクト事務局」を立ち上げ、御船印の発行サポートや情報発信、御船印を貼る公式船印帳の発行などを行っています。(御船印公式サイトより抜粋)

2022年5月23日現在、プロジェクト参加社は76社(販売前や未定を含む)。各社発着ターミナルのチケット販売窓口、売店、船内売店などで入手が可能です。価格はおよそ300円~500円で、船や航路をモチーフにしたデザインはどれも個性豊か。公式や船会社独自の御船印帳も発売されていて、集める楽しみがありますね。

それでは、横須賀市内を発着する3つの船会社の御船印を見ていきましょう!

花がモチーフのかわいいデザイン

第三十番社「東京九州フェリー」は、2021年7月に就航した横須賀港と北九州市・新門司港をつなぐ長距離フェリーです。大型客船のなかではレストランやアクティビティ、展望大浴場など設備が充実。およそ21時間の船旅ですが、太平洋を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。

体験乗船のレポートはこちら

!デザインのここに注目!

  • 横須賀市の花「はまゆう」、北九州市の花「ひまわり」、そして「すいせん」がモチーフ
  • かわいらしく優しい色調

横須賀港に停泊する「はまゆう」

販売場所
御船印→船内ショップ(各船の柄のみ取り扱い)
公式御船印帳→船内ショップ・各フェリーターミナル内ショップ
※各デザインの御船印は当該船でのみ購入可
発行条件:乗船者のみ
種類:3種
価格:300円税込
電話:046-812-9110
URLhttps://tqf.co.jp/

おしゃれなレトロデザイン

久里浜港と千葉県・金谷港を結ぶ「東京湾フェリー」は第三十二番社。片道約40分と短距離航路ながら、東京湾を横断する絶景が楽しめます。現在は「かなや丸」と「しらはま丸」の2隻を運航。御船印もそれぞれのデザインがあり、東京九州フェリーと同様に、その船に乗らないと手に入らないので要注意。

!デザインのここに注目!

  • レトロなデザイン
  • 名物「かもめの餌やり」にちなんだ4羽のかもめのシルエット

千葉県の公式マスコット「チーバくん」ラッピングのしらはま丸

販売場所
御船印→船内売店(各船の柄のみ取り扱い)
公式御船印帳→船内売店・各港売店
※各デザインの御船印は当該船でのみ購入可
発行条件:乗船者のみ
種類:2種
価格:300円税込
電話:046-830-5622
URLhttps://www.tokyowanferry.com/

古風な筆書きから現代風まで

船ごとの特徴をいかした多様なデザイン

第四十九番社は「トライアングル」。同社はアメリカ海軍や海上自衛隊の艦船を間近で見られる「軍港めぐり」、三笠ターミナルと猿島を約10分で結ぶ「猿島航路」、浦賀港の東西を往復する「浦賀の渡し」を運航。バラエティーに富んでいます。

!デザインのここに注目!

  • 軍港めぐり:航路図を載せた現代風。SeaFriend7の印もおしゃれ
  • 猿島:島の形と周辺海域の波の様子を表現
  • 浦賀の渡し:約300年続く渡船にちなんだ古風な筆書き。右下には黒船も

販売場所
・軍港めぐり→汐入ターミナル
・猿島航路→三笠ターミナル(チケットカウンター)
・浦賀渡し→船内
発行条件:乗船者のみ
種類:3種
価格:300円税込
電話:046-825-7144
URLhttps://www.tryangle-web.com/

なお、今回ご紹介した通常版のほかにも、イベントや新造船記念、船会社同士のコラボなどによる限定デザインも存在するようです。

めざせキャプテン!

また、定められた数の御船印を集めると船にちなんだ称号が認定される「御船印マスター制度」もあります。

ざっくり言うと台紙付印帳を有した上で(公式引帳もしくはエントリー台紙を貼った集印帳)

  • 神戸地域に拠点を置く全10社分収集→「神戸ポートエキスパート」
  • 20社分収集→「一等航海士(チーフオフィサー)」
  • 一等航海士認定を受け、40社分収集→「船長(キャプテン)」

条件を満たして事務局に申請すると、シリアルナンバー付きの認定証を受け取れます。

すでに公式サイトの認定者リストには数々の〝猛者〟たちの名前が刻まれているのですが、2021年4月の運用開始にも関わらず、その3カ月後の7月には「キャプテン」の称号を得た人がなんと5人も!!す、すごい。

船会社の担当者曰く、「本州・九州間など長距離フェリーもある中で、これだけの数を集めるのは難易度高いはずなのに……」。なるほど、調べてみると確かに沖縄の離島の観光船や流氷が接岸するオホーツク発着の船などもあって、地域の神社仏閣の御朱印ように1日にいくつもハシゴするのが難しいとなると、集めごたえがありそうです。それもまたコレクター心をくすぐるのでしょうか?

コロナ禍で落ち込んだ乗船客数。「こうしたプロジェクトが客足を取り戻す呼び水になっている」と、先の担当者は話します。「今後も新たな活用方法を模索しながら、観光需要の回復につなげたい」とのことでした。

全国でまだまだ広がりを見せる御船印。まずは身近な横須賀市内発着の船からゲットしてみるのもいいですね!

住所

神奈川県横須賀市

問い合わせ

御船印めぐりプロジェクト事務局

ホームページ

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公開日:2022-06-09

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