アジサイの名所として知られる長尾の妙楽寺周辺。6月中旬の見頃を前にした4日、長尾の里あじさい保存会や長尾町会環境美化部が下草刈りを行った。両団体のメンバーのほか、地域からのボランティア8人も参加し、例年より多い28人で約1時間半、効率よく作業を進めた。
妙楽寺前の「あじさいロード」と呼ばれる坂で活動。アジサイの手入れを担う保存会は高齢化や人手不足が課題だったが、昨年からボランティアが徐々に増加。今回は「あじさい号」を運営する長尾台コミュニティバス利用者協議会からの参加もあった。保存会の井田光政会長は「例年の倍近い参加者。アジサイも急に色づき始めて状態がいい」と話していた。
長尾町会では、環境美化部のために新たに軽トラックを購入。「今まで部員は5、6人だったが10人に増えた。今後入りたいという声もある」と同部の隅田潤部長。同町会の井田良一会長は「女性のボランティアも多く、丁寧に作業してもらえた」と語った。
7月2日(土)には剪定を予定し、同日もボランティアを募る。あじさい寺入口信号近く集合、午前8時から。連絡先は保存会の井田会長【電話】090・3471・6300。