NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で話題を集める鎌倉市。その隣に位置する藤沢市にも、鎌倉殿とゆかりのある「相模の武士」がいます。藤沢市辻堂にある明治市民センターの明治郷土資料室では、鎌倉幕府を築いた源頼朝と相模の武将の歴史をひもとく企画展「武家の時代へ一所懸命〜鎌倉殿と相模の武将」が開かれており、各武将にまつわる逸話や浮世絵などの関連資料を一挙に展示。中世の県内の領地図なども掲示し、時代を掘り下げています。
展示では、源頼朝や北条義時をはじめとする御家人、藤沢ゆかりの大庭景親や源義経などドラマに登場する御家人を中心に紹介しています。また、運営委員が撮影した関連場所の写真も添えています。
古地図を参考に作成した治承4(1180)年時点の領地図では、相模国の武将を「頼朝と北条側の武士」と「相模大庭景親側の武士」に区分し、一目で当時の勢力が分かるよう工夫が凝らされています。
企画展は7月30日まで。日曜日と月曜日を除く午前10時から午後3時まで。問い合わせは同センター【電話】0466・34・3444へ。