11月3日ころまでざる菊見ごろ。自家製コキア箒(ほうき)販売も @厚木市飯山・花の里

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11月3日ころまでざる菊見ごろ。自家製コキア箒(ほうき)販売も @厚木市飯山・花の里
ざる菊と一緒に育ったコキアの箒を持つ小島さん(左)と井川さん

  厚木市飯山の花の里(飯山庫裡橋付近)でざる菊が見ごろを迎え、半円形に育った株が黄色や白、紅色などの花に彩られている。

 世話をしているのは「みどりと清流のふるさと創造委員会」(小島富司委員長)のメンバー。この地は元々耕作放棄地で「里山を盛り上げ、観光振興を図ろう」と、コスモスやアヤメなどを植え始めたのがきっかけ。8年ほど前から秋はざる菊、春はポピーというサイクルが定着した。

 丸い花々を咲かせる準備は4月の「さし芽」作業から始まる。親株から切った芽を小さなポットに植えて、6月に育った株を畑へ移す。メンバーが輪番で水やりを続け、酷暑の草むしりも欠かさなかった。「自分たちは飯山が好きで、誇りを持っている。訪れる方々に楽しんで貰えるのが喜びです」と小島さん(75)。今年は11月3日頃まで鮮やかな風景が楽しめそうだ。

コキアも千本以上植栽

 また今回は初の試みとして、ざる菊とともに観葉植物のコキアを千本以上植栽。緑から紅色へと変化するのが特長で、見頃が過ぎた株にメンバーの井川哲夫さん(78)が着目。「捨てるのはもったいない」と、子どもの頃に覚えた箒(ほうき)作りの腕を生かして50本を作った。玄関周りの掃除にも使いやすく、会場で販売されている。

住所

神奈川県厚木市飯山

飯山庫裡橋付近

公開日:2022-10-28

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