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三浦海岸 泳がなくてもアート満喫! 飲食店と連携、周遊企画も

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三浦海岸 泳がなくてもアート満喫! 飲食店と連携、周遊企画も
夕日に映える「巨大魚籠」の作品

2年ぶりに海水浴場が開設されている三浦海岸で、賑わいづくりにアートが一役を買っている。多彩なアーティストたちが手掛けた作品がビーチをはじめ三浦海岸駅周辺にいくつも飾られ、”アートシティ”さながらの様相を呈している。飲食店めぐりの企画との連携もあり、若い世代を中心とした周遊促進につながっているようだ。

「三浦海岸アートフェスティバル」は、海水浴だけではない楽しみ方を提案する「MIURA FUN BEACH」の一環として展開されている。三浦海岸駅から海岸までの道中にある施設や店舗に種々のアート作品が飾られており、エリア一帯をミュージアムに見立てて周遊してもらう。

ビーチで一際目を引く竹を使った造形物は「巨大魚籠(ビク)」と銘打たれた作品。葉山芸術祭で話題を呼んだもので、葉山・森戸海岸で海の家を営む朝山正和さんと関東学院大学共生デザイン学科の兼子朋也准教授が中心となって海開き初日に完成させた。高さ4・8m、円は直径5・4mあり、三浦海岸近くの竹林から伐採した孟宗竹を使用しているという。

飲食店とアーティストが連携して実施している「みんなの椅子プロジェクト」もユニークだ。各店舗が廃棄寸前の椅子を用意し、地元の画家やイラストレーターなどがリペイントして作品に昇華させるもの。全部で32脚あり、「うみあかりバルウォーク」参加店で展示されている。

8月1日には、複合拠点施設のチェルseaみうら広場で三浦市在住の現代美術作家、倉重光則氏の作品「EVEの家」を展示。ネオンや蛍光管を用いた光のインスタレーションを得意とする同氏の作品が幻想的な雰囲気を醸している。同じ場所に三崎の三富染物店とruinunoによるテキスタイルのコラボ作品もある。使用済みの布や端切れで作ったリボンをシンボルツリーに設置。風になびく雄大な姿が見ものだ。すべての展示作品は8月31日(日)まで鑑賞することができる。

開催日

2025年8月1日(金)~2025年8月31日(日)

住所

神奈川県三浦市三浦海岸

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公開日:2025-08-18

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