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<横浜シーサイドライン沿線さんぽ>厳選2コース「八景島駅から金沢八景駅」「並木中央駅から産業振興センター」を歩いてみた

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<横浜シーサイドライン沿線さんぽ>厳選2コース「八景島駅から金沢八景駅」「並木中央駅から産業振興センター」を歩いてみた

JR根岸線の新杉田駅と京浜急行線金沢八景駅を結ぶシーサイドライン沿線には魅力的なスポットがいっぱい!今回は八景島駅から金沢八景駅までと、並木中央駅から産業振興センター駅までの2コースをお散歩してみました。どんな風景に出会えるか、ワクワクです。

八景島駅から金沢八景駅には美味しいと歴史がいっぱい

◆三陸山田湾産の殻付きかきが絶品!!「海の公園かき小屋」

八景島駅で降りて、海の公園の駐車場に向かってすぐに見えてきたのが「かき小屋」ののぼりの文字。11月から3月まで期間限定でオープンする「海の公園かき小屋」でした(取材は2022年10月)。

牡蠣以外も、ホタテやエビなどの魚介類やベーコン、牛たんなどの肉類も充実

ファンの多い三陸山田湾産の新鮮な大粒かきは1盛り1680円(5~6個)。店長の黒川さんによると「その濃い味わいと身のしまり方は、山の栄養をたっぷり含んだ雪解け水と親潮の海水が混ざる天然のいけすで育ったからこそなんです」とのこと。

そのほか定番人気の殻付きホタテやサザエ、ハタハタなど三陸の海の幸が並ぶ。炭火焼きで味わえるほか、かき飯やかきフライなども人気だそうです。12月31日~1月2日以外は無休。

炭火焼きでアツアツを召し上がれ!

海の公園かき小屋=シーサイドライン「八景島駅」徒歩1分、海の公園柴口駐車場内、080-1218-3967、営業時間/月~木は11時~16時、金土日祝は11時~21時(ラストオーダーはそれぞれ30分前)

◆地元漁港とコラボしたおかずパン ブレーメン

海の公園かき小屋から道に出て、八景島入口交差点のT字路を右へ1ブロック歩くと見えてくるのが、黄色い外壁が目印のパン屋さん「ブレーメン」。種類豊富な様々なパンが並んでいます。毎朝7時から営業しているそう。

ブレーメンの目の前にある柴漁港の協力を得て地魚を使った「太刀魚タコスドック」と「アジフライサンド」は1つで満足感を味わえます!

太刀魚タコスドック(写真手前)とアジフライサンド(同奥)

  • 2022年10月には、「太刀魚タコスドック」「アジフライサンド」「神奈川みかんあんぱん」が横浜金沢ブランドに認定されたそう。地元コラボの逸品をぜひご賞味くださいませ。

ブレーメン=シーサイドライン「海の公園柴口駅」徒歩5分(金沢区柴町345-86)、045-788-0520、営業時間/7時~18時、定休日/木曜日

◆「いざ鎌倉!」気分で歴史散策 称名寺&神奈川県立金沢文庫

ブレーメンから金沢文庫方面に歩くこと10分弱、小道の坂を上ると右手に見えてくるのが称名寺の赤門です。

桜並木の参道を抜けると、朱塗りの反橋・平橋が印象的な浄土式庭園のある称名寺に着きます。称名寺は金沢北条氏一門の菩提寺で、鎌倉幕府の要人・北条実時が六浦荘金沢の屋敷内に建てた持仏堂から発展が起源とされます。

実時の孫・貞顕の時代には三重の塔を含む七堂伽藍を完備した大寺院として全盛期を迎えました。

称名寺の浄土式庭園

称名寺=シーサイドライン「海の公園柴口駅」徒歩10分(金沢区金沢町212-1)

向かって左のトンネルを抜ければ、金沢北条氏の北条実時が作った武家文庫、県立金沢文庫です。

称名寺境内のトンネルを抜けると神奈川県立金沢文庫

蔵書の内容は政治・文学・歴史など多岐にわたるもので、収集の方針はその後も顕時・貞顕・貞将の三代にわたって受け継がれ、蔵書の充実がはかられました。金沢北条氏は鎌倉幕府滅亡と運命をともにしましたが、以後、文庫は隣接する菩提寺の称名寺によって管理され近代に至りました。

現在の金沢文庫は1930年に神奈川県の施設として復興したもので、1990年から装いも新たに中世の歴史博物館として活動を行っています。2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の背景や称名寺の歴史なども学べます。

神奈川県立金沢文庫=シーサイドライン「海の公園柴口駅」徒歩約11分(金沢区金沢町142)、045-701-9069、営業時間/9:00~16:30、定休日/月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始(12月28日~1月4日)

◆創業100余年 自家製粉のそばと旬の素材を堪能 越後屋

称名寺から洲崎町方面に小道を下って旧道へ。数分南下すると創業100余年の越後屋があります。石臼で自家製粉している手打ちそばで、十割そばもあります。

店主のおすすめは、地魚をつかった「つみれ汁せいろ」など。旬の素材をふんだんに取り入れ、一品料理も充実しているので、お酒を楽しむにも最適です。

写真はくるみごまだれせいろ

越後屋=シーサイドライン「海の公園南口駅」徒歩10分、「金沢八景駅」徒歩12分(金沢区洲崎町1-1)、045-701-9352、営業時間/11時~21時、定休日/月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

◆約200株のぼたんが美しい 龍華寺

越後屋のはす向かいにあるのが、地域住民から「華の寺」として親しまれている「龍華寺」。本山は御室仁和寺。境内には四季折々の草花が咲き、800年以上の歴史があります。特に春は約200株の牡丹が咲き、区内外から多くの人が訪れます。天平時代の脱活乾漆造の菩薩像など貴重な宝物も多数あります。

「華の寺」として愛されている龍華寺

龍華寺=シーサイドライン「金沢八景駅」徒歩8分(金沢区洲崎町9-31)、045-701-6705

◆明治憲法草創の地 「憲法草創之処」の石碑

憲法草創之碑

明治20年頃、伊藤博文らが明治憲法の草案づくりをしていた東屋の庭に建てられたのが、この石碑。一時、野島に移された後、現在の洲崎広場に設置されました。

憲法草創之処」=シーサイドライン「金沢八景駅」徒歩5分(洲崎町信号の交差点横)

◆頼朝と政子の仲睦まじさを感じられる!? 琵琶島神社

楽器の琵琶の形を彷彿とさせる形状の琵琶島神社

金沢八景駅近くの源頼朝が創建した瀬戸神社の向かいにあるのが、妻の北条政子が琵琶湖の竹生島弁財天を勧請し創建したと伝えられている琵琶島神社。歌川広重の代表作品である「金沢八景」の一景である「瀬戸の秋月」は、この辺りの夜景の美しさを描いたものです。

琵琶島神社=シーサイドライン「金沢八景駅」徒歩2分(金沢区瀬戸2)

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散歩がてら、お土産もゲット!並木中央駅から産業振興センター駅を歩く

並木中央駅から少し南下し、西へ約10分歩くと長浜公園に着きました。

◆広さ15万㎡以上の市民の憩いの場、長浜公園

「長浜」の名は、柴から富岡に伸びる長い浜があったところから名づけられたそうです。15万㎡以上の広さがあり、北側には、2002FIFAワールドカップの公式練習場に指定された「多目的運動広場」のほか、野球場、テニスコートなどの運動施設が。中央広場には、草地広場や遊具広場があり、世代問わず多くの人が訪れる憩いの場となっています。

区民の憩いの場、遊具広場

 南側にある池を囲むように野鳥観察小屋があり、野鳥観察や撮影ができます。

野鳥観察小屋

長浜公園=シーサイドライン並木中央駅徒歩10分/横浜市金沢区長浜106-6/https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/nagahama/

◆野口英世は意外と小さかった? ゆかりの地「長浜ホール」

長浜公園の南側から少し歩くと音楽を中心とした市民の文化活動拠点「長浜ホール」が見えてきます。

野口英世記念公園内にある長浜ホール

建物内には野口英世等身大のパネルが。153㎝と意外に小さい?

隣接する旧細菌検査室には、ノーベル賞を受賞した細菌学者・野口英世ゆかりの資料を多く展示しています。

長浜ホール=横浜市金沢区長浜114-4 長浜野口記念公園内/https://www.nagahama-hall.com

◆やっぱりカステラが一番! 文明堂食品工業売店

甘い香りが漂う工場横の直売所

長浜ホールから海に向かって歩くこと10分ほど。甘いにおいに誘われてたどり着いたのが、文明堂の工場横の直売所。定番品はもちろん、直売所ならではのセール品やここだけでしか買えない限定商品も。人気商品「窯出しカステラ」の販売日は特に多くの人で賑わいます。

シーサイドラインの金沢八景駅、並木中央駅、新杉田駅で配布している沿線ニュース「海まちさんぽ2022年冬号」紙面では、沿線の逸品として文明堂100年の技術の結晶として生まれた「特撰五三カステラ」を紹介。そのほかにもお勧めの逸品を紹介しているので、ぜひご覧ください。

直売所ならではのセール品や限定商品も

文明堂食品工業売店=シーサイドライン産業振興センター駅徒歩4分、045-784-0002横浜市金沢区福浦 1-2-3、営業時間/9時~17時、年中無休(元日除く)

◆歩いた後は、カフェ&マーケットCOREで一休み

しっかり歩いた後は、文明堂の隣にある横浜テクノタワーホテルの1階にあるカフェ&マーケットCOREへ。小腹が減ったので、チャパタサンドとサラダのセットで一休み。

チャパタサンドのランチセット

店頭には、「江戸清」「かをり」「キャラバンコーヒー」など金沢区に工場を構える有名ブランドの工場直売品コーナーも。ちょっとしたお土産にぴったりです。

横浜テクノタワーホテル=シーサイドライン産業振興センター駅より徒歩1分、横浜市金沢区福浦1-1-1、045-788-7401、営業時間/10時~17時(ラストオーダー16時)https://www.technotower.jp/restaurant/core

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海まちさんぽ+(プラス)

住所

神奈川県横浜市金沢区

公開日:2022-11-30

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