寒さ本番、冷えにお悩みの方や冷え対策に「温める」香りをご紹介。アロマセラピーと言えば、花や草木の香りを思い浮かべる方が多いと思いますが、スパイス系の精油も沢山あります。
スパイス系の精油には「ジンジャー」「シナモン」「ブラックペッパー」などがあり、食用同様、体を温める、胃腸の働きをサポート、活性化、ブレンドに深みを与えたり、スパイス特有の香りと作用で心身を健やかに整える手助けをしてくれます。
今回は「ジンジャー」の精油をご紹介。
ジンジャーの精油は、スーパーなどで手に入る生姜とは香りが少し異なり、辛さよりも甘みと深みが強く、心も温まる香り。
個人的にはオレンジと合わせるのが好み。イメージしてみて下さい。マグカップの中にミカンの皮と生姜を入れて、熱湯を注ぎ、その蒸気を嗅いでいる香り(それよりも辛み成分が無いイメージ)…。心も身体もほっこり温まる香りですよね。
ジンジャーとオレンジの精油を天然塩に数滴垂らしたアロマバスソルトを足浴に入れています。香りを楽しみながら足元から、下半身、体の深部を温める事ができます。
足浴は、入浴ができない時にも活用できますね。
また、植物油に希釈してマッサージオイルを作り、セルフマッサージもお勧め。ジンジャーの精油には、食用同様、体を温める力があります。他にも、体のこわばりにもお勧めで、肩こりや筋肉疲労にも活躍します。疲れた時、風邪をひいたとき、風邪予防にも。関節炎、筋肉疲労、捻挫、こわばり、筋肉痛、スポーツ前などにも。
腹部マッサージにも是非。消化器系の働きを活発にしてくれる精油でもあり、便秘、下痢、消化不良、鼓腸、疝痛の他、吐き気や二日酔い、乗り物酔いにも有効です。
アロマバスソルトやアロママッサージオイルの作り方を知りたい方は、お近くのアロマスクールの受講やアロマショップを訪ねたり、関連書籍を参考にしてみて下さい。または市販のジンジャー入りのバスソルトやジンジャー入りのマッサージオイルを使えばアロマの知識が無くても安心です。
また、食用の生姜の場合、殺菌力や免疫力を高めたい時、風邪のひき始めは生で(加熱すると強い殺菌作用を持つジンゲロールの効果が弱まる)。体をしっかり温めたい時には乾燥や加熱した生姜(生姜に熱を加えたり乾燥させることで温活に効果的なショウガオールという成分が作られる)のほうがお勧めです。
血流を良くすることで改善できる不調は沢山あります。口からは食用の生姜を活用し(ジンジャーパウダーをハーブティーや紅茶に入れるのも手軽でお勧め)、肌や嗅覚からはジンジャーの精油を活用してはいかがでしょうか?ジンジャーの持つ「根っこ」の香りで、日々健やかに過ごすための土台作りにお役立て下さい。
- 注意)アロマセラピーは医療行為ではありません