「どんど焼き」は、小正月(こしょうがつ)にあたる1月15日頃行う、正月の縁起物などを持ち寄って燃やし一年の無病息災を願う行事。千年町会(山田昭一会長)では1月17日に、この伝統行事を盛大に実施した。
千年町会のどんど焼きは、橘小学校の校庭が会場。昔は休日に行われていたが、近年は学校と連携して平日の授業中に行われるようになった。
会場には、朝早くから地元の消防団、町会役員等、多くの関係者が集まり、竹の積み上げや放水等、準備に汗をかいた。開始の時間になると、町会関係者約30人と同校の全校児童が集まり、山田会長がまず、新年のあいさつ。その後、町会の各家庭から持ち寄られた正月の縁起物の上に各学年の代表者が書初めを奉り、いよいよ点火。パチパチと音を立て燃え上がる大きな炎の迫力に、児童達からは歓声が上がっていた。
催し順次、再開へ
現在、約3000世帯が加入している「千年町会」。山田会長は「千年町会は、より良いまちづくりへの意識が高い人材が豊富でとても心強い」と話す。また「安心な暮らしを守るだけでなく、子ども会と連携して、人と人の関りも大切にしていきたい」と話し、エリア内の小学校や周辺地域と連携を図り4月には「子ども向けの防犯講習」、さらに運動会や盆踊り、子ども神輿なども順次再開していく方針を打ち出している。「千年には、橘樹官衙(指定文化財)などの史跡もあり、町会では、文化や伝統なども継承していくとともに、多くの人に町会に加入してもらい、歴史あるこの地域を盛り上げていきたい」と、笑顔を見せていた。
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