「自分を信じて」「平常心」-。JR武蔵中原駅(名取伸朗駅長)構内には、駅職員らによる受験生への応援メッセージが張り出されている。
駅としてできることを
コロナ禍の受験生のために「駅としてできることを」と、同駅職員の発案で2021年に始まり、3年目を迎える取り組み。改札内の階段横の壁一面に、職員らと直結の商業施設「ビーンズ」のテナントスタッフによるメッセージ34枚が掲示されている。
2023年は、改札の外に受験への意気込みを自由に書き込める掲示板も初めて用意。合格への思いだけでなく、応援のコメントも多く寄せられている。写真を撮る受験生らしき人の姿がみられたほか、過去には「励まされた」という手紙が届いたこともあったという。

受験生らが書き込める掲示板
企画を担った平野麻友さんは「自分もこの時期不安だったことを思い出す。駅利用者の皆さんが頑張ろうという気持ちになってくれたら」と思いを語る。蒲谷瞭汰さんは「まだまだコロナで厳しい状況の中での受験。メッセージで勇気づけられたらうれしい」と話している。
希望者には合格祈願のステッカーも
メッセージの掲示は2月28日(火)まで。1日(水)から駅のキャラクター「ムナマズ」の合格祈願ステッカーも希望者に配布される。「改札で声をかけてください」と平野さんは話している。