重松清さんの小説『きみのともだち』フェア
鹿島田駅前の北野書店で実施されている市立東小倉小学校5年生児童推薦の重松清さんの小説『きみのともだち』(新潮文庫)のフェア。好評を博していることから4月9日まで延長された。
小説部門の週間売上で1位に
同書店によると100冊限定で販売。3月28日時点で53冊売れており、同店の小説部門の週間売り上げでは1位となっている。「この本の良さを伝えられる期間が延びて嬉しい。他の小学校の子にも手に取ってもらいたい」。実行委員の一人として携わった關政俊さんは喜びをにじませながら呼びかける。
作品を題材に授業がきっかけ
同小学校では2022年秋、同作品を題材に授業を展開。その後、児童たちが作品の魅力を伝えたいと発案し、北野書店が協力。2月20日からコーナーを開設し子どもたちは文庫本に取り付けるオリジナルの帯や作品紹介のポップ、しおりづくりなどにとりくんだ。
關さんは「本屋さんにとっては売り上げに関わる問題。緊張感をもって間違えて文字がないかチェックした」とも語った。

フェアに力を尽くした実行委員
実行委員は關さんのほか、堀内悠登さん、稲垣南帆さん、田中詩乃さん、石井健太さん、山本和馬さん、土門咲葵さん。