「発達障害啓発週間」
青い光で「自閉症」への理解、促進を応援―。
「世界自閉症啓発デー」(4月2日から8日)にあわせて建物などを青く照らす「ブルーライトアップ」が、今年も高津区内にお目見えする。
この世界的な啓発活動は国連が2007年に制定したもの。
日本国内でも4月2日からの1週間を「発達障害啓発週間」とし、自閉症をはじめとした発達障害への理解促進に向けてシンポジウムなどが実施される。川崎市でも市自閉症協会などと連携し「癒し」や「希望」を表す色とされる「ブルー」で建物などをライトアップする取り組みを2015年から開始。啓発活動をバックアップしている。
「区内での広がりに期待」
高津区にある「株式会社富士通ゼネラル」(末長)は、2022年から地元でこの取り組みに参画している。
同社は50年以上前から障害者雇用などを進めていることもあり、こうした活動趣旨に賛同。4月2日からの「世界自閉症啓発デー」に合わせて社屋の建物などを青く照らす「ブルーライトアップ」を実施する。
メッセージの張り出しも
期間中は連日、日没から午後10時まで同社研究棟看板を青く照らす。また社屋の窓から外に向けて、啓発標語である「みんなたいせつ」のメッセージが張り出されるほか、社内でも啓発ポスターも掲示するという。
同社担当の今川広明さんは「今後、高津区内でも同様の取り組みが広がり、自閉症について広く理解促進が進んでほしい」とコメント。川崎市の事業担当者も「生きやすく、そして力を発揮できる世の中になってほしい」と話していた。