秦野市にある出雲大社相模分祠は初詣で大賑わい
神奈川県秦野市の由緒ある〝関東の出雲さん〟『出雲大社相模分祠』。ここでは一年間を通じて様々な催しが開催され、たくさんの参拝者で賑わいを見せています。
『出雲大社相模分祠』の正月行事は三が日だけでなく、節分まで続きます。その中でも最も多くの参拝者で大賑わいを見せるのが、やっぱり「初詣」。大晦日の夜から年をまたいで新年を迎えると、深夜にも関わらず境内には続々と人が集まり、初詣の列が。
真冬の寒さの中ですが、そこには新年を祝う人たちで賑わいます。
「ダイコク市」に潜入レポート
その初詣の時期に合わせて毎年開催されているのが「ダイコク市」。
元日から節分まで毎日開催されていて、期間中に数十万人が訪れるといいます。七福神大黒様の名前を冠し、何やら年の初めから縁起が良さそうな「ダイコク市」とは、どのようなものなのか、その目で確かめるため、初詣の参拝者で賑わう正月の出雲大社相模分祠を訪ねてみました。
- 大型無料駐車場が130台以上と大変充実しています。さらに何と初詣から節分までの期間は小田急線秦野駅南口から無料の送迎バスが運行しているというので、今回はそちらを利用してみました。シャトルバスは便数も多いのでそれほど待たずに乗ることができて、とても便利。バスの中ではダイコク市をあれこれ想像して何だかウキウキ・ワクワク。運行日時は公式サイトを要確認。
たくさんの屋台やキッチンカーが並ぶ美味しい、楽しい縁日
バスはあっという間に神社に到着。いざっ、と鎮守の森に一歩足を踏み入れたら、その賑やかさにびっくり。
境内には出雲雅楽の音色が厳かに響き渡り、参道には色とりどりの屋台やキッチンカー、露店が立ち並びます。キッチンカーからは美味しそうな匂いが漂ってきました。
もちろんそんな誘惑に勝てるはずもなく、まずは腹ごしらえと、列に並んでお目当てのフードをゲットして、境内の休憩所でもぐもぐ。
一休みしてお腹が落ち着いたらいよいよ初詣です。参道は凄い人で溢れていますが、賽銭箱を増やすなど神社の工夫もあって、参拝はスムーズ、列の中でちょっと話が弾んでいる間に自分たちの順番に。
- 縁結びを始めいろんなご利益があるパワースポット、出雲大社独特の二礼四拍手一礼の参拝作法に従ってお参りすれば何かいいことありそうな予感。
縁起物がズラリ 特設テントは要チェック
参拝後はお正月限定の「初詣特設授与所」に立ち寄ってみました。ここでは縁起の良い「立春大吉縁起」や「破魔矢」各種「お守り」などがずらりと並び、どれにしようか選べないほど。他にも「出雲そば」など、貴重な出雲ゆかりの品々を手に入れることができます。
思わず足を止めて見入る、見事な花手水
いろいろ楽しんで境内をぐるっと見渡すと初詣を楽しんでもらおうという、出雲大社相模分祠の心遣いが見えてきます。
- 美しくも可愛らしい花々で埋め尽くされた「花手水」は思わず足を止めて見入ってしまいます。あまりの見事さにスマホやカメラで写真を撮るカメラマンの姿が絶えません。「映え」るスポットとしてインスタグラムなどのSNSにたくさん投稿されているそうです。私もスマホでパチリ。素敵な写真が撮れて大満足!
聞けば夜間は竹灯籠やぼんぼりのライトアップが行われ、昼とはまた違う雰囲気を味わうことができます。今度は夜も是非訪ねてみたいなぁ、なんて思いました。
相撲ともゆかりのある同神社ではこれまで毎年正月と節分に伊勢ケ濱部屋の親方・力士が訪れ、餅つきや豆まきなどを行ってきたそうです。令和6年は節分祭に横綱 照ノ富士が参加する予定です。
もう一つ神社からお聞きしたことがあります。
小田急線秦野駅の副駅名に「出雲大社相模分祠最寄駅」の副駅名が付いた!
小田急線秦野駅には「出雲大社相模分祠最寄駅」という副駅名が付いているそうです。
これは秦野の地にある由緒ある「出雲大社相模分祠」を、「もっとたくさんの人に知ってもらい、親しんでもらいたい」という願いが込められてているそうで「神道文化の発信地としての役割を果たしていきたい」と説明してくれました。
- 出雲大社相模分祠でお正月にお行われている、ウワサの「ダイコク市」がやっぱり楽しかった。見て、食べて、楽しんで…、充実の一日。「また来たい」「また来るよ」と多幸感に包まれ、送迎バスに乗り込んで神社を後にしました。
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