城下町、宿場町として栄えた小田原。その伝統を今に受け継ぐ「老舗」も小田原の魅力です。今回は、地元で愛され続ける店舗をご紹介。ここでは、お茶と紙の老舗「小田原 江嶋」をレポートします。※掲載情報は2023年3月現在のものです。最新の情報は各店舗にてご確認ください。
特別な日も、日常も―小田原とともに360年
創業は江戸初期の寛文元(1661)年。伝統的な小田原建築の店内には、箱根の一流ホテルでも使われている静岡県掛川産の深蒸し茶や、色鮮やかな和紙、センスの良い和雑貨などが揃い、見ているだけで時間を忘れてしまいそう。
創業360年を記念して、歴代当主が名乗った「江島平八」にちなんだお茶「平八 hei-hachi」はギフトにもおすすめです。
- 17代目・江島 賢さん
「小田原の地で創業360年余り、特別な日(ハレ)と日常(ケ)に欠かせない品を扱っております。ぜひお立ち寄りください」
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ティータイムが楽しくなる急須や湯飲み、カップもいっぱい
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色鮮やかな手漉きの和紙も豊富にそろう
- 15代当主と交流のあった、三井物産初代社長で「小田原三茶人」のひとり増田鈍翁(1848-1938)愛用の梅型茶釜や、江戸~大正時代の帳簿類なども見ることができます。
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珍しい鹿革製の法被。関東大震災で倒壊した建物が昭和3年に再建された記念に、棟梁達に配られたもの