歌手・俳優として多くのファンを魅了してきた加山雄三さんの企画展「湘南・茅ヶ崎と若大将」が、茅ヶ崎ゆかりの人物館(東海岸南6の6の64)で4月29日から始まりました。加山さんの足跡と故郷茅ヶ崎との関わりを紹介する愛用品など約100点を展示しています。会期は9月24日(日)まで。
幼少期から青年期までの30年余りを市内で過ごした加山さん。旧宅があった通りが「雄三通り」と名付けられるなど茅ヶ崎との縁は深く、市民栄誉賞も受賞しています。
企画展は、「茅ヶ崎が育んだ若大将」と「加山雄三が培った茅ヶ崎」の2つのテーマで構成。えぼし岩まで漕いだ手製のカヌーをはじめ、出演映画の台本とレコードジャケット、コンサートツアーに携えた衣装ケース、愛船・光進丸の羅針盤などが並びます。
また、パシフィック・ホテルや東海岸小学校の校歌作曲などにまつわる地元との心温まるエピソードを、楽譜や同校初代校長の書簡ほか貴重な資料とともに紹介。加山さんの人物像にも迫る内容となっています。
2022年6月に西伊豆の加山雄三ミュージアムが閉館し、加山プロモーションが収蔵品の寄贈を市へ打診。市が139点の資料を譲り受けたことで、今回の企画展を組みました。「海や音楽、加山さんのチャレンジ精神などさまざまな視点からゆかりの品々を紹介していきたい」と担当者は話します。
毎週金・土・日と祝日に開館。午前10時から午後5時(入館4時30分)まで。観覧料200円(18歳未満と高校生以下無料)。コミュニティバスえぼし号で東部循環市立病院線・松ヶ丘コース「開高健記念館」下車すぐ。ラチエン通り沿い。
問い合わせは同館【電話】0467・81・5015。