谷口幼稚園の特色・園生活の様子
1964年創立の「谷口幼稚園」。子どもが自己実現できる環境を主として考えていて、個々のあらゆる興味関心の「芽」を伸ばしてくれます。先生が子どものありのままの姿を認めてくれるから、子どもたちも友達同士ありのままの姿を認め合える。
- そんな穏やかで、ゆったりした、あたたかな雰囲気がどのようにうまれているのか、取材しました。
コーナー制のお部屋で自由な発想を伸ばす
谷口幼稚園では「保育室」のことを「おへや」と呼んでいます。机が並んで前を向いて勉強というスタイルではなく、机が離れて置かれいくつかのコーナーになっているので、子どもたちが各々好きなことができる環境に。制作に取り組んでいる子もいれば、好きな本を読んでいる子もいる、思い思いのことに取り組んでゆったりした時間を過ごしています。
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母の日の制作をしたり、おままごとで遊んだり、それぞれ好きなことに没頭しています
同園ではすぐに目に見えた成長は感じづらいかもしれませんが、そうして育った興味関心の芽がやがて花開き、小学校高学年の頃にはメキメキと成長が感じられ、卒園生はそれぞれの分野で活躍しているといいます。お互いに認め合っているから、子どもたちはとても仲が良いです。
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外にも制作コーナーがあり、染め物などの汚れる制作も思い切り熱中して取り組むことができます
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日ごろ制作した作品は11月のファミリーアートフェスティバル(作品展)で見られます
園内で虫や花とふれあえる
園庭には約80坪ほどの広い原っぱがあり、季節の虫や花とふれあうことができます。なかなか自然にふれあう場所がない都会暮らしの中、幼稚園内で自然とかかわれるのはうれしいところ。シャワー室もあるので汚れることも気になりません。アリやダンゴムシ、テントウムシにバッタ、トカゲ、チョウチョと季節の虫たちがやってくる原っぱ。「ダンゴムシは触るとまるくなるんだ」なんていう経験を実体験で得られます。
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虫探しや綿毛探しなど、それぞれ好きなものを探しています
絵本の貸し出しも
谷口幼稚園では幼児期の“良い絵本”との出合いを願い、良書を2000冊揃えています。貸し出しもしているので、幼稚園で先生に読み聞かせしてもらって気に入った絵本を、家に持ち帰って家族で楽しむこともできます。
澁谷武男園長メッセージ
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子どもたちと午前中、毎日、遊べることを楽しみにしている澁谷園長
「当園では子どもがいるときは子どもに目を向けて、遊びを大切にしましょうと先生たちと思いを共有しています。先生中心の保育ではなく、『子どもたちが園生活の主役』となって、自分があるいは自分達がやること・やりたいことを見つけ取り組めることを大切に考えています。そのため先生が大きな声を出して子どもたちをまとめるといった光景はなく、子どもたちが声をかけあって遊び、先生がその手助けをする。子ども主体のゆったりのびのびした環境で保育をしています。」
「園長先生の日記」では、保護者向けに子どもたちの園での様子を毎日更新しているので、「今日はこんなことしたんだね」と子どもと経験を共有することができます。
幼稚園見学は
- 1回目…6月中旬
- 2回目…7月上旬
- 3回目…9月中旬
※希望の方は随時受付。電話連絡の上、見学を。
詳細は谷口幼稚園ホームページ(https://www.yaguchi.ac.jp/)へ
*願書配布 10月15日~
*願書受付 11月1日