平日の昼下がり。あさひ公園近くにあるビルの2階で、女性たちが詩を朗読する元気な声が響く―。
ここは厚木群読の会「ひまわり」が毎月第2火曜日に練習をするリマインド アトリエ。群読とは詩をグループで朗読すること。50〜80歳代で構成される会員は、毎回必ず全員で行うという「外郎売(ういろううり)」の口上で発声の練習をする。NHKの番組などでキャスターを務める講師の金子よしえさんからは、「口を大きくあけましょう」「一息を長く」などと指導がある。
続いてこの日は、4人1組に分かれて、宮尾節子さんの『きれいに食べている』を練習。決められたAからDまでのパートを順番に朗読していく。ここでも金子さんから「同じトーンでつなげない。詩をイメージして、どこが大事か考えながら読みましょう」と、丁寧なアドバイスが入る。
同会は2010年に結成。現在は厚木市民を中心に18人が所属する。金子さんは「声にはその人の人生や個性が表れていて、声のアンサンブルが楽しめる」と群読の魅力を説明する。80歳代の会員は「腹式呼吸で発声するので、元気になれる。健康のために続けています」と話す。
同会の発表会が、11月26日(日)に厚木南公民館である。午後3時開場で、3時30分から4時30分まで。入場無料。鈴木敏史さんの『星の美しい村』、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』などの作品を発表する。
問合せは同会の佐々木さん【電話】046・221・3987へ。会員も随時募集中。
PR・イベントは終了しました。
開催日
2017年11月26日(日)
開場は15時
問い合わせ
佐々木さん
公開日:2017-11-19