議題 区制80周年を迎えるにあたり、中村地区の歴史を振り返る
今年は南区制80周年であるのと同時に、関東大震災の発生から100年となる。関東大震災の時、現在の中村町3丁目から4丁目の一帯にあった石油などを保管する「神奈川県揮発物貯蔵庫」は飛び火から火災が発生し、多くの死傷者を出した。この経験から改めて防災対策を考えた。
ポイント 3カ所の地域防災拠点で同時訓練
関東大震災時の中村地区の様子を「横浜みなみガイドボランティアの会」の木村高久さんが説明。貯蔵庫跡地に大阪などの関西の府県が救護施設を作って被災者を支援したことも紹介された。説明の後は阪神淡路大震災の経験者や地区内に3カ所ある地域防災拠点の運営委員経験者らが発言。中村小学校地域防災拠点は、10町内会の地域が対象で、各町内会から会長を含む6人が運営委員となり、60人体制を敷いている。3カ所の拠点は毎年、同日に訓練を行い、拠点間の通信を行うなどしていることも紹介された。
(このレポートでは、各地区で行われている地区懇談会の様子をお伝えします)