横浜市西区の藤棚商店街に、ユーチューバーが教える学習塾があるらしいーー。

　「商店街」「ユーチューバー」「学習塾」・・・？

　全然結びつかない3つのキーワードにドキドキしながら、訪れたのは京急本線 戸部駅または相鉄本線 西横浜駅から徒歩10分。藤棚商店街の中にあるシェアスペース「藤棚デパートメント」。

講師はユーチューバー「みたか」さん

　ちょっと塾っぽくない、オシャレな雰囲気のスペースで出迎えてくれたのが、「みたかの塾」代表で教育系ユーチューバーの「みたか」さん。

　横浜国立大学卒業生のみたかさんは、登録者数1.4万人の「みたかの勉強ー高校入試攻略チャンネル」を運営。

　高校入試の勉強中の中学生に向けた、各教科の分かりやすい解説が見どころです。国語・数学・英語に世界史から地理まで、中には11万回再生された動画もあります。

　そんなみたかさんが2023年の春、藤棚商店街に立ち上げたのが「みたかの塾」。

　公立高校を受験する中学生を主な対象に個別指導をする塾です。国語・数学・英語・理科・社会と全科目指導が可能。1コマ60分、毎週月曜日・木曜日・金曜日・土曜日（土曜は不定期）の18時〜21時に授業をしています。

• 塾のコンセプトは「勉強はわかると楽しい！」。実際に指導の様子にお邪魔して、その様子を見てみました。

「誘導電流って？」質問の投げかけを重視

　この日授業を受けていたのは中学3年生のショウくん。理科の電流の項目でつまずいているそうで、2年生の教科書を手に復習をしていました。

　さっそく「誘導電流ってなに？」とみたかさんに聞かれたショウくん。タブレットを使って調べると「電磁誘導」という別の言葉が出てきて、その意味が分からないようでした。すると「この仕組みを日常で応用しているのが（交通系ICカードの）Suicaなんだよ」とみたかさん。想像しやすい例を提示すると、ショウくんも仕組みを理解したようでした。

　塾というとひたすら問題を解いていくイメージでしたが、みたかの塾で大切にしているのは質問の投げかけ。

　答えを覚えるのではなく、物事の本質を自分で理解できるプロセスを経験することで、勉強を楽しいと感じるように導いてます。「お医者さんみたいな感じで、どこでつまずいているのか、悪いところを取り除いていくようなイメージです」と説明します。

教材のやり取りはLINE

　続いて「まずはこの問題を解いてみて」とみたかさん。LINEで一瞬のうちに、ショウくんに教材を送りました。黒板もホワイトボードもないレンタルスペースということもあり、完全ペーパーレスを実現。

  生徒との連絡や課題のやりとりもLINEということで、その昔「赤ペン先生」に郵送で答案を送っていた私には目からウロコの驚きでした。

塾の魅力は？

　ショウくんに「みたかの塾」の魅力を聞くと「ズバリ言ってくれるので『分からないところ』が分かるようになりました。その上で自分の理解が深まっていくのが快感です」と目を輝かせます。「自分から机に向かいたくなるような、勉強を前向きに楽しめるような授業を意識しているので、そう言ってくれるのはうれしいですね」とみたかさんも笑顔です。

どんな人がおススメ？

　そんな「みたかの塾」。向いている人をみたかさんに聞きました。

• 勉強が苦手な人
• 集団塾についていけず、一人ひとりに合わせた内容やレベルで教えてほしい人
• いろいろな科目を学びたい人

　「勉強が楽しくない」という人にこそ来てほしいとみたかさんは呼びかけます。

入会の方法は？

　ここまで読んで「一度授業を受けてみたい」と思った人は、体験会の申し込みがおススメ。

　ホームページ内の申込みフォームから応募できるほか、公式LINEからも相談可能です。

　基本料金は１コマ（60分）あたり: 1,500円。
　授業をたくさん受けるほど、1コマあたりの料金がお得になる月額通い放題プランは中1・中2が月額 15,000円。中3（受験生）が月額 20,000円と、お値段もリーズナブルです。

　その日の気分で内容を変えられたり、日程の変更も柔軟に対応。遠方の人にはZoomによるオンライン指導もおこなっています。（要相談）

新学期やテスト前など「勉強どうしよう・・・」と思った時がはじめどき。一度「みたかの塾」を覗いてみては。