「福祉応援!王禅寺フリーマーケット」
地域密着、福祉参加型の「福祉応援!王禅寺フリーマーケット」が10月22日(日)、新百合ヶ丘のマプレ専門店街の歩行者通路で開催される。主催は、同実行委員会。2019年に田園調布学園大学内で開かれて以来、4年ぶりの開催となる。「希薄になった地域の絆を再構築する活動の一つになれば」と同実行委員長の香川和彦さんは思いを語る。
麻生区、柿生地区社会福祉協議会、麻生東地区社会福祉協議会の後援を得て開催される同フリーマーケット。開催時間は午前10時から午後3時。
出店者募集【9月23日まで】
8月29日(火)から9月23日(土・祝)午後3時まで出店者を募集している。一般の部(3・6メートル×1・35メートル)は1500円、飲食の部(4メートル×2メートル)は3千円。それぞれ1千円、2千円が社協に寄付される。出店応募は、麻生区役所3階企画課カウンター、ユーコープ千代ヶ丘店、スーパー三和百合ヶ丘店、ローソン王禅寺東交差点前店、ファミリーマート王禅寺西店にある申込書と専用BOXからのみ可。
ご当地アイドル川崎純情小町☆のステージも
当日は、ご当地アイドルの川崎純情小町☆の出店、ステージも予定されている。雨天中止(前日午後2時にウェブサイトで告知)、順延なし。出店規約など詳細は、同フリーマーケットのウェブサイトで確認。
地域の絆 再構築
同フリーマーケットがスタートしたのは2019年。法務省の人権擁護委員なども務めている香川さんが多摩区に住んでいた時に、地域の福祉向上と、交流拠点づくりを目的とした「すげフリーマーケット」の運営に25年間携わっていた。17年に麻生区に転居した際に、同様のイベントがなかったことから、麻生区でもと企画。田園調布学園大学の協力を得て、同大学キャンパス内で初めて開催した。約80店が出店、1100人以上が来場し、社協へ14万9620円を寄付した。
「一般家庭や幅広い年代の人たち、さまざまな目的で活動する地域コミュニティの人たちが楽しく集える場所を提供できれば」と香川さん。続けて「日頃、福祉に無縁な方でも、出店や買い物をすることで福祉に参加できる。リデュース、リユース、リサイクルなどの3Rの目的に加え、社協へ寄付することで地域社会に貢献したい」と企画意図を語る。
4年ぶりとなる2023年の開催に対し、「地域の方から『また来年もやってほしい』と期待していただいていたが、コロナでできなかった。多世代交流の場が復活できることがうれしい。希薄になった地域の絆を再構築する活動の一つとして開催していきたい。ここから継続し、麻生区に根差した活動になれば」と意気込みを語った。