ぺこちゃんでおなじみ「不二家」は1910年（明治43年）に横浜・元町に小さな洋菓子店として創業し、1922年（大正11年）には「不二家 伊勢佐木町店」として2号店を開店させました。関東大震災により店舗を焼失し、バラック建てで営業を再開するなどの経緯を経て、1937年（昭和12年）2月に現在の場所に建物を新築し「不二家 横浜センター店」を開店。以降、現在に至るまでの86年間、ガラス作りの外観はそのままに不二家の最も歴史のある店舗として多くの方に親しまれ営業が続けられてきました。2023年8月20日、建物の老朽化に伴い「不二家 横浜センター店」は惜しまれつつも一時閉店となりました。

9月1日から仮設店舗で営業開始 

2023年９月１日、「不二家 横浜センター店」を出て左手数10メートルの場所に仮設店舗がオープン。10時の開店とともに利用させていただきました。

以前のレストランは11時開店でしたが、仮店舗は10時オープンです。

店内は自由席。おひとり様席を中心に25席。リザーブ札を置いて席を確保してからレジで注文します。

ショーケースの中のケーキは、どれも店内飲食可能です。そのほかドリンクと軽食が注文できます。

注文はこちら。現金を支払って商品を受け取ります

ケーキとドリンクはその場で受け渡し、パスタなどの軽食は出来上がってから席まで持ってきてくれました。

軽食メニューの看板。

厨房が狭くなったのに合わせて、新たに喫茶用のレシピでパスタを提供することにしたそうです。

軽食を提供と聞いていたのでサンドイッチ系かなと思っていたら、思いのほかしっかりしたメニュー。博多明太子や海老のトマトクリームソース、ボロネーズなどパスタが7種類。値段も680円〜880円と気軽に使いやすいよう手頃な価格設定にしたとか。エビピラフやドライカレーもあります。毎日のようにランチで利用していた常連さんも多かったため、このスタイルになったのだとか。

やっぱりハマっ子といえば「ナポリタン」

店長の林薫さん（42）は、「イセザキモールで30種類ものケーキが選べる喫茶店は不二家だけ。ぜひお立ち寄りいただけたら」と話していました。新店舗が完成するまでの約3年間限定の仮店舗ですが、気軽に使える喫茶店としてまた地域の人たちに愛されそうですね。

オープン記念企画として、店内で飲食するとミルキーのプレゼントも！（なくなり次第終了）