横須賀の海軍機関学校で教官を務めていた文学者の芥川龍之介の生きた時代を追体験する教養講座が9月24日㈰、市民グループ「横須賀古地図くらぶ」の主催で開かれる。
「芥川龍之介が歩いた大正時代の横須賀」と題して、関東大震災で消失する前の旧横須賀市街を古地図を眺めながら空想で歩く。
芥川作品の『蜜柑』では、横須賀駅から田浦駅までの車窓風景、『十円札』では横須賀駅から汐入、『あばばばば』では汐入から三笠公園あたりを記述する中で食べ物が描かれており、これらを感じながら横須賀時代の芥川の人物像に迫る。
会場は西逸見町の横須賀市生涯学習センター大学習室(まなびかん)で午後1時から2時30分。参加費500円、定員60人。受講希望者は同くらぶの山本さん080・7817・0483