横浜市旭区の「老犬ホーム」再建にクラウドファンディング目標金額2000万円 大雨影響で倒木直撃 (公財)日本補助犬協会

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横浜市旭区の「老犬ホーム」再建にクラウドファンディング目標金額2000万円 大雨影響で倒木直撃 (公財)日本補助犬協会
隣の施設に避難中の老犬たち=先方提供写真

今夏の局地的大雨による倒木で被災した「老犬ホーム」

 (公財)日本補助犬協会=横浜市旭区矢指町1954の1=は、今夏の局地的大雨による倒木で被災した「老犬ホーム」再建のため、クラウドファンディング(以下、CF)を開始した。期間は12月20日までで、目標金額は2000万円。

盲導犬、聴導犬、介助犬の3種育成は唯一

 日本補助犬協会は、日本で唯一、盲導犬、聴導犬、介助犬の3種類の補助犬を育成できる団体として、2002年の身体障害者補助犬法制定を機に設立された。これまでに116頭の補助犬を育成、無償貸与してきた実績を持つ。

 被害が発生したのは8月16日の未明。台風7号を原因とする局地的な大雨の影響で、約20mの大木が倒れた。倒木により被災したのは、同協会や他団体が育成した補助犬の認定審査会を行う「認定免許センター」と呼ばれる施設で、補助犬を引退した老犬を飼育する「老犬ホーム」としても使われていた。大木は屋根の梁を折り、天井には5カ所もの大きな穴が開き、大きな枝が室内に入り込み、施設の機能は完全にストップした。被災を受け、協会は警察と消防に連絡。現場検証とブルーシートを被せ、応急処置を施したが、倒木の撤去までに4日間を要し、その間の降雨量も多かったことから室内は水浸しになってしまった。

倒木が屋根を直撃=先方提供写真

7頭は無事

 事故当時、ホームには5頭の引退犬と当直者が担当する盲導犬、聴導犬の計7頭の犬がいた。幸いにも訓練士を含め、犬たちに被害はなかった。犬たちは現在、隣接する「横浜訓練センター」で過ごしているが、同センターでは補助犬の候補犬20頭を飼育していることから、キャパシティオーバーの状態が続いているのが現状だ。

 同協会では速やかなホーム再開をめざし、CFで寄付を募ることを決断。募集期間は12月20日までで、目標金額は再建工事費用のうち、倒木撤去費用など保険適用分を除いた2000万円とした。寄付のプロジェクト自体は「ALL IN」型で、目標金額の達成有無に限らず、寄付は施設再建のために寄付される。目標未達で差額が発生した場合は、同協会の自己資金を充当する予定。

 一方、目標金額達成の際は、施設全体の再建に必要な4200万円をネクストゴールとして掲げる。

CFのサイトはhttps://readyfor.jp/projects/hojyoken2023。問合せは同協会事務局【電話】045・951・9221。

開催日

2023年12月20日(水)
まで

住所

神奈川県横浜市旭区矢指町1954の1

問い合わせ

(公財)日本補助犬協会事務局

電話

045-951-9221

045-951-9221

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公開日:2023-10-10

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