誰もが安心して暮らすことのできる福祉のまちづくりをめざし、藤沢市と藤沢市社会福祉協議会の共催で2023年も『第55回藤沢市社会福祉大会』が開催されます。
地域の社会福祉に貢献した方の表彰をはじめ、シンポジウムでは「こどもたちが声を出せる社会―地域づくりの視点から―」と題して近年の子どもたちを取り巻く環境や課題について考えます。
保護者の皆様の悩みや子どもの居場所作り、地域での支援活動などについて語り合います。
『シンポジウム』こどもたちが声を出せる社会 ―地域づくりの視点から―
全ての子どもや若者が幸せな生活ができる社会を実現するため、今年4月に「こども基本法」が施行されました。
藤沢市内でも、授業を受けることが難しい生徒のための自主学習室の開設や、高校生や大学生の視点をいかした地域活動、保護者の皆さんが気軽に集い話し合える居場所作りなど、様々な取り組みが行われています。
シンポジウムでは、基調講演やパネルディスカッションで子どもの居場所作りや学校との連携、子どもとの接点づくり、地域の気づき、思春期の居場所作りなどについて具体例を紹介します。
「基調講演」関東学院大学・社会学部教授 澁谷昌史氏
【講師プロフィール】
専門は子ども家庭福祉論、ソーシャルワーク論。
精神科病棟で看護助手を経験したのち大学院に進学し、北米のスクールソーシャルワーク論の体系的な理解を進め学位(修士号)取得。2007年度に関東学院大学の専任教員着任。近年は、社会的養育の推進、こども家庭ソーシャルワーカーの養成など、こども施策の諸課題にかかわる共同研究に従事。藤沢市のほか、大田区、港区の子ども・子育て会議委員、横浜市、横須賀市、江戸川区の児童福祉審議会委員も務める。
「パネルディスカッション」
【コーディネーター】澁谷昌史氏
【パネリスト】
- 湘南台中学校・校長 松原保氏
教室で授業を受けることが難しい生徒のために、学校内に自主学習用の別室「湘中ルーム」を常設。登校することが困難な生徒の卒業後も見据え、地域とつながるための取り組みにも着手している。
- マイミライnext 代表・細沼惠美子氏/副代表・加藤雄飛氏(藤沢西高校生徒会長)
湘南大庭地区在学・在住の高校生や大学生、地域にデビューしたい若い世代が中心となり、世代間交流や地域活性化を目指す活動を行う。20203年4月には、誰もが訪れることができる「コミュニティスペースリエゾン」を開設。高校生の視点を取り入れた街づくりの提案が注目されている。
- レインボースマイル湘南・代表 鈴木理恵氏
2人の息子を育てるシングルマザー。思春期保健相談士。PTA役員を経験した際、保護者や子どもたちの出会いの場の必要性を感じ、「みんなの居場所・れいんぼ~かふぇ」を2020年に発足。青少年指導員や児童クラブ運営委員、中学校の学校運営協議会委員も務め、子ども・若者が幸せに生きるための活動を行っている。
誰もが安心できる優しい福祉のまちづくり。一緒に考えていきましょう。
第55回藤沢市社会福祉大会
日時:11月9日㈭ 午後1時30分(午後1時開場)から4時
会場:Fプレイス・ホール(藤沢市藤沢公民館・労働会館等複合施設) 藤沢市本町1-12-17
参加無料・申し込み不要・先着200名
※手話通訳・要約筆記あり●地域福祉の功労者への表彰式
●基調講演
●パネルディスカッション