最後の「山形風いも煮会」 20回の節目 高齢化で幕【2023年11月24日】

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最後の「山形風いも煮会」 20回の節目 高齢化で幕【2023年11月24日】
今までの芋煮会のアルバムを持つ遠藤さん(中央)と井出さん(左)、作田さん

 登戸台和町会内にある台和橋藤棚公園で11月5日、「山形風いも煮会」が開催され、約30人が参加し、交流を深めた。

 2001年に始まり、コロナ禍での中止を経て4年ぶりの開催だった。だが、20回の節目で幕を閉じるという。

 立ち上げメンバーの3人、井出政文さん(76)と作田勲さん(81)、遠藤由美子さん(76)が話し合い、自身らが高齢になったことから今回を最終回とすることを決断した。立ち上げ当時、同町会の役員を務めていた3人。新しく町会内に転居してくる人が増えた時期だったこともあり「交流の場をつくりたい」との思いがあった。遠藤さんが山形県出身ということもあり、芋煮会で交流をする企画を考えた。農家も多いため、町会内の里芋を毎年使用してきた。

 「初回は人が集まるか、不安だった」と遠藤さんは振り返る。だが、26人が集まり、鍋を囲んだ。コロナ禍を除き、毎年11月初旬に企画される恒例行事に。井出さんは「町会内の友人が増え、交流する場として定着していった」と話す。

 当日は、料理を作るメンバーが公園前の畑に午前9時に集まり準備を開始。里芋の皮をむき、洗って鍋に入れた。こんにゃくやきのこ、牛肉も追加、醤油の味付けをして完成させた。一方、公園では、テーブルや椅子を並べ、着々と準備を進めた。昼ごろから始まり、3時30分ごろまで交流を楽しむ姿が見られた。遠藤さんは「町会のみなさんは、声をかけると、喜んで手伝ってくれる。多くの人の協力があったからこそ、続けてこられた」と感謝を口にした。作田さんは「自分たちが企画するのはこれで終わり。『来年もやってほしい』という声も多い。少し寂しい気持ちもあるので、若い方々が引き継いでくれたらうれしい」と思いを語った。

鍋を囲む住民=同町会提供

川崎市町内会・自治会ページ

住所

神奈川県川崎市多摩区

公開日:2023-11-24

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