人生100年時代、「聞こえ」はQOL=Quality of life(クオリティオブライフ)の向上にはもちろん、認知症・介護予防にもつながる大切なこと。「聞き直すことが増えた」「テレビの音量が上がった」という方は、一度「聞こえ」のチェックをしてみては。今回は秦野市の補聴器専門店「しぶさわ補聴器」に、初めて補聴器を購入する際の注意点やポイントを聞きました。
- 最近は眼鏡店も補聴器を取り扱っていますが、意外と見かけないのが「補聴器専門店」。しぶさわ補聴器は、秦野市出身の店主・須藤良一さんが外資系補聴器メーカーでの勤務経験を生かし、1996年に開業した専門店です。
そもそも補聴器って?
まずは補聴器の基礎知識から。
補聴器は、聞こえを補う医療機器です。マイクから入ってきた音を聞こえにあわせて聞きやすい音にしてイヤホンから出力し聞こえを補助します。薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)で厳しく基準が定められているので、「効果や安全性の基準を満たしている」と厚生労働省に認定されたものだけが「補聴器」と呼ばれます。
- 補聴器は、人と人がつながるためのコミュニケーションツール。「会話は相手あってこそ。会話が正確に聞こえることで難聴者本人はもちろん、そのご家族、ご友人にとっても生活の質(QOL)が向上するはずです」と須藤さんは話します。
難聴はどこから?
難聴には主に3種類あります。
- 伝音難聴…中耳炎や外耳炎、耳硬化症、耳あかの詰まりなどによるもの。低い声や音が聞き取りにくい、大きな音は聞き取れるなどが特徴。
- 感音難聴…加齢性難聴や突発性難聴、ヘッドホン難聴などの音響性難聴、騒音性難聴、低音障害型感音難聴、メニエール病などが原因。高音が聞き取りにくい、言葉の明瞭度が伝音難聴に比べて悪いなどが特徴。
- 混合難聴…重度の中耳炎などが要因として挙げられる。感音難聴と類似した症状で、感音難聴の場合より複雑な聴力型や聞こえの場合も。
購入までの流れとポイント
①ヒアリング・聴力測定
まずは、耳の状況のヒアリングから。病気の有無や「どのように聞こえないか」「どう困っているか」などを丁寧に聞いてくれます。聴力測定では、聞こえる「音の大きさ」(dB)と「音の高さ」(Hz)の2つの基準でその人の「聞こえ方の特徴」を調べます。
- 自分の聴力や聞こえ方をしっかり把握することが最適な補聴器選びに繋がります。
②補聴器の説明・補聴器タイプの紹介
国内外の有名補聴器メーカーの補聴器を各種取り揃えているしぶさわ補聴器。耳のきこえや補聴器に関する要望(形、種類、予算)とともに、軽い・目立たない・おしゃれ等の目的に合った幅広いラインナップから、最適な補聴器を提案してくれます。
- 補聴器に関して納得のいく話ができて、使用上の説明をしっかりしてくれました。
③補聴器の選択・調整
補聴器を選んだら、聴力データをもとに、実際に着用しながら調整(フィッティング)を行います。難聴はそれぞれのため、補聴器の性能を最大限に発揮するためには、補聴器を一人一人の聞こえに合わせて調整することがとても大切だといいます。
- 「購入店舗での調整が上手くいかない」という場合も、しぶさわ補聴器なら持ち込んで調整をしてもらえます。
④1~2週間のお試し期間
しぶさわ補聴器なら、無料のお試し期間があります。
実際に使ってみることで、補聴器のある生活に慣れたり、設定に問題がないかなどを知ることができます。お試し後に再調整をしてもらうことで、補聴器がより使いやすく、聞きやすくなるそうです。
⑤購入・アフターケア
しぶさわ補聴器で購入したものなら、購入後に何度でも調整OK!会話や雑音、TV等のきこえの問題があったら気軽に頼ることができます。また、他店での購入品についても、気になる事や不具合があれば相談に乗ってくれます
- 補聴器店との付き合いはアフターケアなどで購入後も続きます。通いやすく、アフターケアが万全な店舗を選ぶことも大切なのだとか。
初めての補聴器選びは、安心と信頼のしぶさわ補聴器へ
今回はレポートはいかがでしたか?
取材をしていて感じたことですが、須藤さんは経験・知識が豊富で穏やかな人柄なので、補聴器について全く知らなくても安心感を持ってお話をきくことができました!また、同店は相談や試聴はもちろん、出張サービスも無料。安心の補聴器選びは、地域に根付いたしぶさわ補聴器へ。