辻堂駅南口の「花房薬局」では、「日々実感する老いの対策に、何か妙薬はありませんか」という相談が増えている。
「不老不死の妙薬とも言われる『霊芝(れいし)』は、約二千年前に編纂された世界最古の薬物書である神農本草経(しんのうほんぞうきょう)にも薬効が記されています」と福島さん。この本は漢方薬の教本で、多くの薬物を「上品(じょうほん)」「中品(ちゅうほん)」「下品(げほん)」の三段階に分けている。上品は、体の基本を立て直し、さまざまな難病に対する体力・抵抗力を向上させて病気を予防するのもで、その中でも霊芝は最高ランクに位置する。福島さんは「生命を養い、副作用がなく、寿命を延ばす効用があると記されています」と解説する。現在は、サルノコシカケ科マンネンタケの菌糸からエキスを抽出したカプセルタイプの製剤が発売されており、「簡単に服用できるようになりましたので、優れた漢方薬で今年も健康維持を」と話す。