川崎市中原区で初のイチゴ収穫<新城ファーム>新鮮な朝採れが人気!3月上旬から「イチゴ狩り」も

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川崎市中原区で初のイチゴ収穫<新城ファーム>新鮮な朝採れが人気!3月上旬から「イチゴ狩り」も
イチゴを手にする稔夫さん(右)法久さん兄弟

新城ファーム(井上農園)

 中原区初となるイチゴ農園を立ち上げた新城ファーム(井上農園/上新城1の2の15)が、1月から直売を始めた。真っ赤に熟し、甘酸っぱい香りを漂わせる朝採れのイチゴを求め、連日多くの人で賑わいをみせている。

作付け転換し2023年秋から育てる

 代々農業を営んできた新城の井上農園が作付け転換し、2023年秋から育ててきた初の中原区産イチゴ。1月14日の販売初日、1パック900円で値付けされた計225パックがわずか3時間ほどで完売。翌週末の20日も、直売所にはオープン前から行列ができ、ケースに並べられた約200パックが飛ぶように売れた。中には4パックまとめて購入する地元住民や、先週に続き訪れたという家族連れの姿も。先頭で並んだ鮫島哲朗さんは「サイズも香りも良い。家族で食べるために」と2パックを購入。おつかいで訪れた新城小3年の小林千夏さんは「学校の授業で見学させてもらったイチゴ。こんなに大きくなるなんて」と驚き、笑みを浮かべた。

行列ができた直売所

兄弟で初挑戦

 イチゴ栽培を手掛けるのは井上稔夫さん(30)と法久さん(26)兄弟。今までは、枝豆や白菜、のらぼう菜など葉物野菜を中心に栽培してきたが、生産量が減少する冬から春にかけて新たな目玉が欲しいと考え、イチゴへの挑戦を決意。2023年秋、農園の約300平方メートルの敷地にビニールハウス3棟を構え、知り合いの農家から譲り受けた品種「紅ほっぺ」の苗約4千株を植えた。水やりや温度管理を自動で行う設備や受粉を促すハチなども導入。稔夫さんは「ハウス栽培自体が初の試みでノウハウもない中で始めたが、想定以上に立派に育ってくれた」と手応えを口にする。

3月にはイチゴ狩りも

 魅力は、新鮮な朝採れイチゴが地産地消で味わえる点だ。スーパーなどでは通常、完熟する前に産地で収穫された商品が輸送を経て数日後に店頭に並べられる。同園では、光合成が始まる前の最も新鮮で美味しいとされる朝に収穫し、数時間後には販売。今後は週3日をめどに直売を続け、3月上旬からは「イチゴ狩り」も予定しているという。法久さんは「なるべくイチゴの質を落とさずに、5月頃まで維持したい」と話している。

住所

神奈川県川崎市中原区上新城1-2-15

公開日:2024-02-03

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