「藤沢白門会」は、藤沢市内および周辺地域に居住・勤務している中央大学卒業生で構成されています。サークル活動をはじめとした同窓生で絆を深め合う活動や、地引網、車椅子寄贈など、地域を盛り上げるイベントをさまざまに展開しています。
- 2024年2月23日には、初めての試みである、中大出身のプロの噺家を集めた落語会、第一回「藤沢白門寄席」を藤沢市民会館で開催し、大盛況を見せました。当日の様子をレポートします!
大人気の「藤沢白門寄席」その魅力とは
開場前
藤沢市内から集まった中大OBたちが協力して準備します。
開場!
開場には約240名が集まり、大入りとなりました。「初回からこんなに集まっていただいて、とても驚きました」と担当者。宮川浩子アナウンサーの司会で始まりました。
開会式では車椅子寄贈・市長から挨拶も
開会式では片岡久興会長が挨拶しました。「新型コロナウイルス5類への移行を見据えて、前年度末から会として何かしたいと考えていました」と開催にあたっての思いを述べます。
藤沢市へ、藤沢白門会から車椅子2台が贈呈されました。同会では地域貢献活動の一環として、平成12年度から41台の車椅子を寄贈。活動を通じて社会福祉に貢献します。
開演
まず初めにスウェーデン出身の二つ目、三遊亭好青年さん。小噺を英訳、スウェーデン語訳するというまくらで会場を沸かせた後、「時そば」を披露。
続いて真打、春風亭三朝師匠。ケチで知られる大店の主人の葬式について、息子たちが途方もない案を繰り出すおなじみの古典「片棒」を明るく演じ、会場は大盛り上がり。
仲入り後に登場したのは、2024年3月に真打に昇進する林家つる子さん。皿を数えるお菊の幽霊でおなじみ番町皿屋敷の後日談「お菊の皿」をユーモラスに勢いよく演じ、観客のボルテージは最高潮に。
トリは真打、桂やまと師匠による「幾代餅」。働き者の奉公人が、恋焦がれた花魁に会いにいく純愛もの。主人公やヒロインだけでなく、取り巻く個性豊かで人情深い登場人物を演じ分け、観客を魅了しました。
最後は豪華賞品が当たる抽選会も開催。落語家さんたちが進行する楽しい会となりました!
会場の外では落語家さんたちのグッズや独演会のチケットを販売。能登半島地震への募金活動も行い、50000円超の募金が復興支援のために被災地へ贈られます。
そして早くも2025年、「藤沢白門寄席」第2回が予定されているとのこと。また観たい方はもちろん、今回見逃してしまった方も、今後の詳報から目が離せませんね。
「藤沢白門会」の活動とこれから
1995年に設立され、29年間でさまざまな活動を展開。今回の「白門寄席」以降の同会を、片岡久興会長に伺いました。
「今回の白門寄席は大成功だったと思います。雨の中でしたが、会場には大勢のお客さんにご来場いただきました。準備はとても大変で、最初は心配なことも多かったのですが、他大学OB会の事例を参考にしたり、努力を重ねました。思い切って実行できてよかったです」
「藤沢白門会は、8つのサークル活動を通じて中大OB同士の交流を行います」
8つのサークル
・ゴルフ ・旅行 ・白門サロン ・音楽鑑賞 ・テニス ・釣り ・緑と歴史散歩 ・ワイン
「また、会全体の取り組みとして、正月の箱根駅伝に出場する中大選手へ沿道での応援、毎年恒例の地引網などを行います。地引網は藤沢市内の福祉施設とも連携し、子どもたちも交えて行っています」
「これからも、年齢・性別を問わず、さまざまな垣根を越えて活動していくつもりです。今回の寄席をはじめとして、会の活動をますます充実させるとともに、地域を元気づけていきたい。藤沢白門会の今後の活動にご期待いただければと思います!」
- 藤沢白門会では新入会員を年間通じて募集しています。藤沢にゆかりのある中央大学卒業生の方や会の活動に興味を持った方は、下記ホームページから詳細を確認できます。