八王子のみこし愛好会「桑都勇會」が8月3日(土)、八王子まつりで「子ども神輿」を初めて巡行する。現在、担ぎ手を市内全域から募集中。慢性的な担ぎ手不足が続く近年、子どもの頃からみこしに親しみ、伝統文化の継承を促すことが目的。同会の今泉徹会長は「近くで見てるだけでもOK。男女問わず気軽に応募してほしい」と話す。
桑都勇會は1974年に発足し、今年3月に50周年を迎えた市内でも老舗のみこし愛好会。今年から新たに後援会も発足し、みこしや祭りの伝統文化を次世代へつなぐため、また青少年育成や地域貢献を掲げ、日々活動している。今年は新たな挑戦として、「子ども神輿」の初開催や情報発信のため、SNS開設などに取り組んでいる。
近年、みこしの担ぎ手は慢性的に不足している地域が多く、桑都勇會でも今泉会長が入会した約20年前と比べて、10代から20代の担ぎ手が圧倒的に不足しているという。
後援会長を務める樫崎光治さんは「みこしを担ぐのは楽しいと知ってほしい。八王子まつりには毎年たくさんの人が訪れるが、見る側と出演する側とでは楽しさが違う。あの道を歩く楽しさを実感してほしい」と話す。また、今泉会長は「地元への愛着や伝統を守ろうという気持ちを育むきっかけになればうれしい」と話している。
申込み受付中
当日は午後6時30分スタート。国道20号線(甲州街道)の八幡町交差点から本郷横丁交差点付近までを巡行する。集合は八王子織物工業組合別館1階(八幡町11の2)。受付は5時30分から。
対象は市内小学生および保護者となっているが、幼児や中学生も可(幼児・児童は保護者同伴必須)。定員は40人(多数の場合は抽選)。参加者の半纏は無料で貸し出し。終了後はお菓子のつかみ取りチャレンジもある。
申込方法
申込みはメールまたはファクスに▽参加者氏名▽参加者年齢▽保護者氏名▽住所▽電話番号▽メールアドレスを明記し 桑都勇會事務局(【メール】mi2electric.tm@gmail.com
【FAX】042・638・0696へ送る。締切は7月26日(金)。詳細・問い合わせは同会事務局【携帯電話】080・6544・8639(今泉さん)。