これは、2024年の夏、タムウッドのサマーキャンプに参加する小6のお嬢さんとお母様の奮闘をご紹介するコラムです。2024年の3月スタート。リアルタイムでコラムは進行していきます。「いつかは、、、」と参加を検討中の皆様は、是非参考にしてみてください。(原稿は随時追加)
体験記。スタートはこちら
あっという間の時間
いつの間にか出発まであと1週間。ふと考えてみると、娘がサマーキャンプへの参加を決意してから約半年が経過していた。
今日に至るまで、母娘共に可能な限り事前準備にベストを尽くそうと努めてきたがなかなか思うようにはいかず、あっという間の時間だった。必死さが足りない娘の姿勢(英語の勉強やカナダに向かう準備)に対して私が叱責してしまうことも多々あり、衝突してしまうこともあった。親としては、娘に対してもっと全力で向き合ってほしいと願うが、本人は「私は頑張っている。」と。
そんな経緯があったため、娘の英語のレッスンに対して私は介入せず、トビーズ社長に一任することにした。英語レッスン初日は自分の不甲斐なさにひどく落ち込んでいた娘だが、2回目以降はお陰様で楽しくレッスンを終えられたようだ。社長から教えてもらったデュオリンゴのアプリは毎日欠かさず使って英語の勉強をしている。
スーツケースへのパッキング
一方、私がやるべき準備として、カナダに渡航する際に必要な手続きや書類の準備は全て終えている(はず)。共同作業としては、出発まであと1週間と言うタイミングでスーツケースへのパッキングに取り掛かった。あまり早めに始めすぎると、衣類などが手元に残らなくなってしまうが、ギリギリだと万が一足りないものなどの購入が間に合わない危険性がある。準備し忘れていたものに気が付くための時間も必要だ。
1日で全ての準備を終わらせるつもりで取り掛かったが、2週間もの間海外で過ごすための準備は一筋縄ではいかず、結局2日がかりで準備を終えた。全てのものに記名をする作業に対しても心が折れかかった様子の娘だが、なんとか乗り越えた。そして、いったんパッキングが終わった後も、あれがない?これは入れた?と、次から次へと出てくる。手元に残った衣類は数枚なので、出発日までは着回す1週間。洗濯が間に合わないときは着る服が無くなり、私の衣類を貸したりして、何とかやりくりをしていった。
娘には出発前1週間の間、少し不便な思いをさせてしまったかも知れないが、ない中で工夫して過ごすということが私にとっては楽しかった。(なんて・・。)出発日までの間、娘は夏休みの宿題を進め、塾の夏期講習や補習授業に出席したりと忙しい日々を過ごしていたため、緊張している余裕もなかったようだ。そんなこんなで、気が付くと出発前日!
さあ、出発前日です
出発の前日。娘と2人で、足りないものを購入するためお買い物へ。日本らしい抹茶味のお菓子や眼鏡の紛失防止のためのチェーンなどを購入した。
そして、帰宅後は荷物と書類の最終チェックを。我が娘が1人で海外のキャンプへ出発する日の前日。いったいどんな気持ちなのだろう?送り出す親の気持ちについてかねがね想像を膨らませてきたが、いざその日になると拍子抜けするくらい日常と変わらない心境の自分がいた。期待に胸を弾ませつつ緊張と不安が入り混じったような、かつてないほどの感情を経験すると思い描いていたのだが。
緊張していないと言えば嘘になるが、実際はそんなことよりも、現地で大事なものをなくさないでね等々、そんな心配ばかりが先に来てしまう。入国について、現地での生活、お友達、英語でのコミュニケーション、体調管理、食事、等々、心配事を上げたらきりがないが。
肝心の娘本人は、多少は緊張しているものの思いのほか落ち着いている様子。出発までのあいだ、娘がナーバスな気持ちになってはいけないと思い、必要以上に渡航の話はしないようにした。
前夜だからと言って特別なことはなく、家族で食卓を囲みながらいつも通りの夜を過ごし(夕食は少しだけ豪華だった・・かな?) いよいよ出発日の朝を迎えた。