11月２日（土）から４日（月・祝）に相模総合補給廠の一部返還地（中央区小山）で開催される潤水都市さがみはらフェスタで、今回初めて激辛イベント「さがみはら激辛ロード〜真の刺激と感激は相模原にあり〜」が行われる。飲食店など８店舗が「激辛グルメ」を提供する。主催は相模原商工会議所飲食宿泊業部会。

テーマにインパクト

　「激辛というテーマはインパクトがあり、数ある地域イベントや商品の中でも分かりやすい」と話すのは、今回の中心人物で同部会に所属する飲食店経営者の滝柳遊さん（つきよ代表）。もちろん「激辛」党だ。近年、ユーチューバーやＳＮＳの影響で激辛に挑戦する動画や投稿が増加しており、激辛イベントは話題が広がりやすいという。

　「激辛には『挑戦する楽しさ』があり、食べること自体がアトラクション。家族や友人と一緒に挑戦することでコミュニケーションが活発になるのも魅力」。寸沢嵐で「世界一辛い」と言われる唐辛子、キャロライナ・リーパーを生産する合同会社七海交易の竹内僚さんはそう説明する。竹内さんは全国で激辛イベントを支援しており、今回は待望の地元開催をサポートする。

　では、その辛さはどの程度なのか？一般的なタバスコソースの辛さを表すスコヴィル値は２５００から５０００程度。一方、キャロライナ・リーパーは１６０万。竹内さんは、「耳かき半分程度の量で、口の中に爆弾が落ちたように感じます」と話す。イベントでのメニューはこのキャロライナ・リーパーが使用されたものなので「ファン」にはたまらない。辛いのが苦手な人向けに、辛さを抑えた「ピリ辛メニュー」も用意される。

滝柳さんは「相模原を『激辛の街』として全国に広め、激辛料理を通じて挑戦する楽しさや地域の魅力を感じてもらえればうれしい」と話す。

　（問）同会議所【電話】０４２・７５３・８１３５。