健康維持のためにはい つまでも自分の足で歩きたいもの。
陸上100メートルW70(女子70~74歳)クラスで15秒44の日本記録を持つ、葉山町長柄で保育園を運営する松尾真弓さん(72)は元気の源は「食事・睡眠・適度な運動」と話す。
松尾さんは食事はたんぱく質を摂取するために肉・魚をきちんと食べ、野菜もしっかりとる。午後10時から11時には寝て朝は6時に起床。毎朝、ラジオ体操、体幹トレーニング、腿上げなどの陸上トレーニングを15分ほど実施。そして週2回、ジョギングからはじめ100メートル、60メートル走を5本ずつくらいなど約1時間のトレーニングを行うという。
「やりすぎないことが大切。楽しく面白くやるから効果が出る」と続けられる秘訣を話す。
マスターズ陸上は5歳ごとにカテゴリーが分かれる。松尾さんは「100歳まで、すべてのカテゴリーで日本記録を出したい」と意気込む。
保育園では月1回、「かけっこ教室」を行っており、松尾さんも園児と一緒に走っている。「子どもたちから力をもらっている。走ることは全てのスポーツの基本。将来、園児の中からオリンピアンが生まれてくれたらうれしい」と夢を見る。いつか「大人のかけっこ教室」もやってみたいという。