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山手駅前商和会に「招き猫」 地元漫画家がキャラ制作@横浜市中区

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山手駅前商和会に「招き猫」 地元漫画家がキャラ制作@横浜市中区
招き猫がデザインされたフラッグ

山手駅前の商店街「山手駅前商和会」の街路灯に2月末、パッと目を惹く赤いフラッグが設置された。描かれているのは商売繁盛の縁起物とされる招き猫。イラストは地元の漫画家・山田マリエさん=人物風土記で紹介=が描いたものだ。

同商店街の特徴である約500mの信号のない一本道は、1865年にイギリスとフランス軍の鉄砲場として作られたもの。商店街は山手駅が開業した1964年に生まれた。商和会の菊地延廣会長は「かつては活気にあふれていたが、大型店が近くにできたことや店主の高齢化により畳む店も増えた」と話す。

山田さん(左から2人目)と山手駅前商和会メンバー

そこで、「一本道を生かした目立つフラッグでSNS映えをねらい、若者や他の地域からも人が来てほしい」と商和会の役員らが中心になり企画。昨年秋ごろ依頼を受けた山田さんは「幼少期から通う商店街を盛り上げたい」と快諾した。

近くに馬頭観音があることから馬をモチーフにする案や、鉄砲を取り入れた案も出ていた。山田さんと役員が協議を重ね、最終的に商店街がにぎわうようにと招き猫を中心に、周りにはエプロンを付けて店を手伝う猫をデザイン。初のオリジナルキャラクター「テマネちゃん」が完成した。

「親しまれ、愛される存在になれば」と山田さん。近日中にイラストを印刷したエコバックの配布も企画している。菊地会長は「今後もキャラを使って商店街を活性化していきたい」と話す。

住所

神奈川県横浜市中区

公開日:2025-04-10

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