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【入館・観覧無料】企画展示「神奈川県と博覧会〜レトロとモダンの歴史旅〜」時代背景感じる資料69点@横浜市旭区・神奈川県立公文書館

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【入館・観覧無料】企画展示「神奈川県と博覧会〜レトロとモダンの歴史旅〜」時代背景感じる資料69点@横浜市旭区・神奈川県立公文書館
復興記念横浜大博覧会の資料の数々

県と博覧会の歩み辿る

 大阪・関西万博の来場者数が約1688万人を超え、賑わいを見せている(8月18日時点)。そうしたなか、神奈川県立公文書館=旭区中尾1の6の1=が、9月28日(日)まで企画展示「神奈川県と博覧会〜レトロとモダンの歴史旅〜」を開いており、資料69点が並ぶ。

 同館は歴史的に重要な行政文書などを収集・保存し、広く公開している。年に数回、収蔵資料の魅力を伝えることを目的に企画展も行う。

 同展示は今年4月から始まった大阪・関西万博から着想を得て企画されたもの。神奈川県庁が誕生した1868年以降のものを中心に出展、または県で開催など神奈川県とゆかりのある博覧会の資料が集められている。

 明治初期〜大正初期、昭和初期〜戦後初期、高度経済成長期〜近年の3章に分けられており、企画担当者は「それぞれの博覧会が時代背景をよく表している。それを感じてほしい」と話した。

 1935年に行われた復興記念横浜大博覧会に関する資料では、会場となった山下公園は関東大震災によるがれきの処分場を埋め立てて建設されたことが記載されている。28カ所以上に及ぶ各パビリオンの説明が写真付きで記されており、その当時の雰囲気を感じられるという。

 他にもフィラデルフィア万博(1876年・米国)の出品表や、1970年に開催された日本万国博覧会の合計1800ページ、総重量8・5kgにも及ぶ公式記録資料も見ることができる。

時を超えて蘇る

 来場した男性は、「70年代には、記憶より多くの展覧会が行われていたことを知ることができた。パンフレットなども懐かしかった」と興味深く展示を見ていた。

 担当者は「神奈川県の特徴を表す博覧会が何度も開催された。この展示から、時代背景や当時の空気感が伝われば」と来場を呼びかけた。

 入館・観覧無料で、午前9時から午後5時。会期中の休館日は毎週月曜日と9月16日(火)、23日(祝)。問い合わせは同館資料課【電話】045・364・4454へ。

開催日

2025年9月28日(日)
まで
*午前9時~午後5時
*会期中休館日 毎週月曜日 9月16日(火)、23日(祝)

住所

神奈川県横浜市旭区中尾1の6の1 神奈川県立公文書館

問い合わせ

神奈川県立公文書館資料課

電話

045-364-4454

045-364-4454

公開日:2025-08-25

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