茅ヶ崎市美術館(東海岸北)で来年2月3日(日)まで「版の美Ⅲ 現代版画の可能性」展が開催されています。同館は開館20周年を迎え、1年を通じて版画を観覧できる企画展を催しています。今回で第3弾の企画は戦後から現代までに制作された木版画を中心に館所蔵の約200点を展示します。
特別展示
若手アーティストとして注目される岡山県出身の小野耕石さん(39歳)。茅ヶ崎美術館での展示は初となります。東京造形大学を経て東京藝術大学版画科を修了。シルクスクリーンの手法で数十、数百と刷り重ねたインクの柱をもとに、平面のみならず立体やインスタレーションなど版画の概念を覆す作品を手がけ、今年は「モネ、それからの100年」の展示作品で話題をよびました。
今回、5mを超える大作「波絵Namie」のほか「Hundred Layers of Colors」シリーズや立体作品も展示になります。