日本画の研究団体・日本美術院による公募展「院展」の代表的な画家の一人・荘司福(1910-2002)と、福の義理の娘・荘司貴和子(1939-1979)の作品が並ぶ「荘司福・荘司貴和子展」が4月20日(土)〜6月9日(日)、平塚市美術館で開催される。午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)。
1946年に院展に初入選し、次第に頭角を現した福。60〜70年代には中国、インド、カンボジアなどを取材旅行し、仏教遺跡などに着想を得て作品に壮大なイメージが展開されている。
東京藝術大学日本画科を卒業した貴和子は、75〜78年にかけ連続して春季展賞を受賞。活躍を期待されるも、のちに病に倒れ、39歳という若さで死去する。
生前、義理の母娘として一緒に取材旅行に出掛け、さまざまな制作に取り組んだ2人。今回は併せて約50点の日本画を展示する。同館によると、福は2009年に県立近代美術館で回顧展を実施して以来10年ぶり、貴和子は関東では初の公開となる。
月曜休館(4月29日(月)、5月6日(月)は開館し、翌火曜休館)。一般800円、高大生500円、小中学生無料。
同展に読者5組10人を招待する。希望者ははがきに住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想を明記し、〒254―0032平塚市八千代町1―23平塚Y123ビル3階 タウンニュース平塚編集室「荘司福・荘司貴和子展」係へ(4月17日(水)必着)。発表は商品の発送をもって代える。
問い合わせは同館【電話】0463・35・2111。