横浜で潮干狩りといえば金沢区にある「海の公園」。天然のアサリが生息する海の公園の海岸は、無料で潮干狩りを楽しむことができる人気スポットです。一般的な潮干狩りシーズンは3月中旬から6月頃までですが、海の公園では9月中まで楽しむことができます(7月、8月は海水浴場も開設予定)。
▼海の公園の情報はコチラ
- 海の公園は、シーサイドラインの「八景島駅」「海の公園柴口駅」「海の公園南口駅」の3駅が囲むように位置しています。
海の公園柴口駅付近に「柴口駐車場」、海の公園南口駅付近に「磯浜駐車場」、この2駅の中間あたりに繁忙期には臨時駐車場が開設されます。しかし、ゴールデンウィークで潮干狩りの最適日などには、駐車場渋滞が大変なことに…。
- そこで、今回は駐車場の混雑回避方法の一つとして車&シーサイドラインで潮干狩りを楽しむ方法をご案内!
- さらに「史上最強の潮干狩り超人」を名乗る原田知篤(ともあつ)さんに、海の公園での潮干狩りの極意を教えていただきました。(「史上最強の潮干狩り超人」を名乗る原田知篤(ともあつ)さんの潮干狩り情報ページはコチラ)
<目次>
◆混雑回避には並木中央駅を活用すべし!
◆アサリの生息場所は?
◆穴場ポイントは?収穫方法は?潮見表もチェック!
◆潮干狩りグッズやおススメの持ち物
◆収獲したアサリの持ち帰り方法
◆潮干狩りのアサリ砂抜き&簡単レシピ
混雑回避には「並木中央駅」を活用すべし!
海の公園の駐車場混雑を回避するには、駅の近くにある駐車場まで車で行き、シーサイドラインに乗車して向かうパークアンドライド方式がおススメです。
ずばり、安くて混雑しにくい大型駐車場が「並木中央駐車場」です。並木中央駅から近く、普通車の収容台数が270台。1日とめても600円とリーズナブル。横浜横須賀道路並木ICからも近く、出入口はコストコとの間の道にあります。
富岡川沿いに歩くとすぐシーサイドライン並木中央駅の出入口があります。
シーサイドラインに乗って海の公園柴口駅まで12分、海の公園南口駅までは14分で、ともに大人・磁気運賃300円、IC運賃295円です。出発駅も到着駅も歩く距離が短いので、お子さんでも大丈夫です。
アサリの生息場所は?
潮干狩りの楽しみ方は、原田さんに教えてもらいました。
「大きいの1匹を見つけたら30匹はいる」と原田さん。アサリは道のように帯状に集中して生息しているので、脈を見つけたらそこを採り続けるのが正解だそうです。生息するポイントは、写真のような穴があったら掘ってみましょう。
砂地が硬いところは熊手を使い、やわらかければ素手でOK。
アサリと間違えがちなのがシオフキ貝。アサリは殻がざらついていますが、シオフキ貝は表面がつるつるしています。原田さんによると、シオフキ貝も食べられるのですが、砂が抜きにくいとのことだったので、今回は海に戻しました。
▼海の公園で取れる貝
穴場ポイントは?収穫方法は?潮見表もチェック!
2022年のポイントは、どうやら「磯浜駐車場」から近い南側の海岸線らしいです。
ただしゴールデンウィーク期間中は、このあたりも人で埋め尽くされる混雑が予想されるため、覚悟して臨みましょう。
ライフガードも
海の公園では、潮干狩りシーズンとなる4月から5月の土日にライフガードが常駐し、危険がないか海岸を監視したり、迷子の対応をしています。ライフガードの一人に話を聞くと、ゴールデンウィーク期間中に1日50人くらいの迷子案内をしたこともあるとか。潮干狩りは大人も子どもも収獲に夢中になって、周囲が見えなくなりがちですが、ライフガードはそんな時に心強い存在ですね。
なお、ライフガードのいる時間は8時30分~17時。海水浴が始まる7月第2土曜日からは、8月31日まで毎日配置されています。
原田さんが教える収獲方法
海の公園で長年潮干狩りを行う原田さんは「ここ数年は不漁続き。2022年も昨年並みと思います」と。皆さん、取りすぎないように、気を付けましょうね。
海の公園でのルールは3つ。
- 「幅15cmを超える貝採り器具の使用は禁止」
- 「2cm以下の稚貝は採取不可」
- 「一人が一度に採る貝の量は2kg以内」
小さい貝は持ち帰らず、海に戻して成長を待ちましょう。
原田さんは、両手を大きく広げてアサリがいるポイントをみつけたら内側にかき集めるようにとっていました。この方法、動きが似ていることから、平泳ぎの名選手である北島康介さんになぞらえて「北島式」と呼んでいるそう。
潮干狩りグッズやおススメの持ち物
潮干狩りに必要な持ち物は以下の通り。
- 網(排水溝に使う網なども使える)
- 熊手
- レジャーシート(砂場に荷物を置くため)
- 持ち帰り用のバケツや小さ目のクーラーボックス
- 新聞紙と保冷剤
- 海水を持ち帰るためのペットボトルなど
- 濡れても構わない服装と着替え
原田さんがつかっていた網は「スカリ」という、輪っかがついた網。輪っかが浮き、貝の重みで網が安定するので両手が使えるという優れものです。海の公園にある売店でも600円で販売していました。
やわらかい砂であれば熊手は不要ですが、硬いところではあると便利。100円ショップなどでも手に入ります。ちなみに、原田さんは持ち歩き用にお手製のカバーをつけていました。
足元はサンダルか素足、薄手の靴下などがおすすめです。長靴も選択肢としてありますが、膝上まで海に浸かることがあるため、あまり向かなそうです。
収獲したアサリの持ち帰り方法
持ち帰り用に発泡スチロール箱があると便利です。このタイプの保冷箱は100円ショップでも150円や300円などで売っています。原田さんは、釣具店に餌用として売っている縦型の小さなクーラーボックスを愛用されていました。
持ち帰りできる量は一人2kgまで。
アサリは海水か水道で洗い、保冷箱へ。新聞紙をかぶせ、保冷剤はアサリに直接触れないように置きます。
砂抜き用に、海水をペットボトルなどに入れて持ち帰ります。原田さんはアサリ2kgに対して1.5リットルの海水を持ち帰っていました。
潮干狩りのアサリ砂抜き&簡単レシピ
- 持ち帰ったアサリの砂抜きは、流水で洗った後、海水に浸して新聞紙で蓋をして2時間置く→塩抜きのため流水で洗って新聞紙で蓋をしてそのまま1時間置く→さらに流水で洗って完了です。
詳しくはシーサイドライン潮干狩り広報部長・史上最強の潮干狩り超人原田知篤さんのホームページで動画付きで解説していますので、参考にしてください。
潮干狩りで持ち帰ったアサリは砂抜きに3時間程度かかるので、あとはパパッと簡単に調理して味わいたいところです。
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