地場野菜や魚介・肉加工品の直売のほか、地場産ビールも販売される「三浦半島大収穫祭」。横須賀中央の商業施設「リドレ横須賀」で6月16日(日)に開かれる今回、地元漁師3軒が一堂に会して自慢の加工しらすを持ち寄る。
ちりめんじゃこや沖漬けが並ぶほか、注目は釜揚げしらす。窯で塩茹でし、乾燥させるシンプルな製法で、茹で時間や塩加減で味に違いが表れる。3軒のこだわりを聞いた。
平敏丸
佐島の平敏丸のこだわりは鮮度。水揚げ後、漁場からほど近い加工場へすぐにしらすを運び茹で上げるため、身の弾力を楽しめるという。
山茂丸
同じく佐島にある山茂丸では最新鋭の茹で機を導入。湯に冷たいしらすを投入しても温度差が生じにくく、短時間で仕上げられるため、身崩れが少ない。天日塩を使っており、塩味に角がないのも特徴だ。
君栄丸
三浦市三崎の君栄丸は天然塩を使った昔ながらの釜茹でで、比較的甘塩。長めの干し時間により身がふっくら柔らかく仕上がり、しらす本来の味を楽しめる。