道行く人をはじめ、誰もが気軽に演奏できる「ストリートピアノ」が9月14日から3週間限定で川崎駅東口の商業施設「川崎ルフロン」前広場に設置される。市教育文化会館で長年使用されてきたピアノを活用します。
市が川崎駅東口前広場で実施する社会実験の一環として、10月6日まで行われます。
ストリートピアノは、商店街や駅などの公共施設に不要になったピアノを設置し、誰もが自由に弾くことができる取り組み。全国各地に広まりを見せ、神奈川県内では横浜市などで行われています。
川崎市によると、市でのストリートピアノは今回が恐らく初めてだといいます。
市ではストリートピアノを通じて、「街の賑わいや様々な人のコミュニケーションが生まれる」ことに期待を寄せています。
市教育文化会館で長年使われたピアノを活用。同会館には川崎区出身の故坂本九さんをはじめ、川崎に縁のある音楽家が足を踏み入れている。「そうした場所にあったピアノに思いをはせ、親しんでもらえれば」とも市の担当者は語っています。ピアノを身近に感じてもらうために期間中、ピアノにデザインを施すペイント体験会も行われます。
市は実験後、様々な課題を洗い出し、また、今回使用されるストリートピアノの活用法も検討。設置を希望する商店街や協力者に引き継ぐこともあるといいます。
実験期間中、トレーラーハウス型の図書スペースの開設や週末には、飲食が楽しめるキッチンカーも登場します。開催時間は午前11時から午後9時。雨天時は中止。
実験の詳細は、 https://www.facebook.com/shakai.jikken.fes/で確認できる。