伊勢原市教育委員会は3月10日、新型コロナウイルス感染症対策に伴い、3月24日(火)までの市内小中学校臨時休業(休校)への対応策として、子どもたちの学びを支援する目的で開設しているサイト「いせはら☆こどもまなび広場」(通称こまひろ)に、さまざまな学習支援コンテンツをまとめたページを作成した。
「こまひろ」は2003年、子どもたちの学習支援を目的に市教委が作成。子どもたちが安全にインターネットを利用して学習ができるよう、その入り口になるように作られている。
親子で楽しめるコンテンツを紹介
市教委は今回、このサイトを活用し、臨時休業中の家庭学習用に、政府やNHKの学習コンテンツへのリンクページをトップ画面に作成。小中学生におすすめの本や教材が載っている「おすすめキッズサイト」(一般社団法人教科書協会)や、子供の科学(誠文堂新光社)無料公開特設サイト、簡単なプログラミングが体験できるサイト(文部科学省)など、子どもと保護者が一緒に楽しむことができるコンテンツを多数紹介している。
ほかにも市が契約している小学生向けの家庭学習用サイト「eライブラリアドバンス」では、児童にあらかじめ通知している学校コードや、パスワードなどを入力してログインすると、テーマ別の学習が画面でできるようになっている。
自宅学習の一助に
市教育センターの橋口龍郎センター長は「今回紹介している学習コンテンツは政府やNHK、市教委が契約しているサイトなど信頼できる組織や団体を選んでいる。休業中の家庭学習に役立ててくれれば。より使いやすくなるように、リニューアルも進めていくので、これを機に利用してほしい」と話す。
サイトを利用するには、市ホームページのトップページにある「注目情報」欄の「新型コロナウイルス感染症に伴うさまざまなお知らせ」から入るか、http://www.isehara.ed.jp/komahiro/で。提供するサイトは毎週水曜日に更新していく予定だという。
学習に役立つ100以上のサイト
「こまひろ」には、科学や地図、辞書、県内外の美術館や博物館など、学習に役立つ100以上のサイトが掲載されている。
ほかにも伊勢原市役所や市の年表のほか、市内の小・中・高校、市民文化会館や社会福祉協議会などの公共機関、県や市外の情報が分かるサイトも多数掲載。さまざまな情報が閲覧できるように作られている。