町田市環境資源部環境・自然共生課は3月31日、「みんなでつくる!まちだ生きものアルバム」を発行した。
市は「市内のどこに、どんな生き物がいるか」を調査すること、生き物や自然に関心を持ってもらうことを目的として2019年4月からスマートフォンのアプリケーション「まちピカ町田くん」を活用した市民参加型の生き物調査を実施してきた。
750件の生き物の写真と地域の情報を掲載
このほど、同年4月から12月までに報告された約750件の様々な生き物の写真と発見された地域の情報をまとめ、一冊のアルバムにした。市内の鳥や虫、草花などの写真が報告された月ごとに掲載。また発見されたおおよその位置をグループごとに示した分布マップや種名の一覧表なども載っている。
アプリ「まちピカ町田くん」
「まちピカ町田くん」は、元々道路や公園施設などの不具合を通報するアプリだが、生き物発見レポートのコーナーを追加。市民が発見して投稿した写真は専門家が確認し、後日メールで発信者に種名を通知。市のホームページに掲載される。夏にはキャンペーンを実施し、たくさんの児童らからの投稿があった。今回はホームページだけでなく、誰でも見られるようにと製本化。担当した同課の粕谷英孝さんと田邊陽子さんは「より多くの子ども達に地元の自然や生きものに興味を持ってもらいたい」と話す。
アルバムは市庁舎7階の同課で閲覧可能。公園管理事務所や各子どもセンター、各公立小中学校にも配られた。「休校中ですが、再開したら手に取ってみてほしい」。