夏休み恒例「多摩センター夏祭り」の今年の開催を中止することを6月11日、主催する同実行委員会(近藤卓実行委員長)が発表した。
毎年8月中旬に開催され、多摩センターの夏の風物詩として定着している同イベント。様々な世代が楽しめるようにと、市民団体や地元企業等が連携して実施し、各種企画で例年盛り上がりを見せている。中でも、市内や近郊で活動する祭り囃子や太鼓、エイサー、江戸芸かっぽれ、阿波踊り、おわら、よさこいなど、日本の伝統の踊りを継承する多く団体が集まり、そのパフォーマンスを披露して、多くの人を楽しませてきた。
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今年も同実行委員会では開催の準備を進めてきたものの、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年の開催を中止することとなった。過去18回の中で中止となるのは今回が初。
近藤卓実行委員長は「今年で19回目を迎える予定だった『多摩センター夏祭り』の開催を楽しみにしていたお客様もたくさんいらっしゃったと思います。事務局も5月の多摩センターこどもまつり同様、開催の可否をぎりぎりまで粘ってみましたが、中止の判断は苦渋の選択でした」と胸の内を吐露する。続いて「ハロウィンやイルミネーションについても新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、開催可否を探っていきたい」と話している。