川崎市内初となる水族館「カワスイ 川崎水族館」は、川崎駅前の商業施設「川崎ルフロン」の9階、10階にオープンします。これに先駆け、2020年7月14日に内覧会が行われたので早速行ってきました。
入口は10階です。年間パスポートやWEBで事前購入したチケットを持っていれば、検温・消毒してそのまま中へ入れます。
プロローグ
出迎えてくれるのは、モノトーンで描かれた熱帯雨林。この壁にカラフルなトラやカバ、鳥や虫たちが映像として登場します。この映像は昼と夜で異なったものが流れます。
- 注目ポイント
- カワスイは昼の部と夜の部の2部制で、完全入れ替え制です。昼の部は10時から17時(最終入館16時)、夜の部は18時~22時(最終入館21時)。仕事終わりに行ける!水族館です。
多摩川ゾーン
カワスイのある川崎を流れる多摩川。この多摩川が最初の展示です。上流、中流、下流の3つの水槽とその後ろにはそれぞれの景色が映し出されています。水槽の中は多摩川をそのまま再現されいるため、下流の水槽にはペットボトルなども沈んでいます。
- 注目ポイント
カワスイの水槽には魚の名前は表示されていません。水槽近くにあるQRコードを読み込むと、名前や説明をよむことが出来ます。
水槽の中には水中ライブカメラが設置。館内各所に置かれたディスプレイやタッチパネルで、その映像を見られます。そして、カメラの前に現れた魚を瞬時にキャッチして、その名前や解説を表示してくれます。
オセアニア・アジア・アフリカ・南アメリカゾーン
地球上の様々な川や水辺にすむ生き物や植物、動物などを、各エリアごとに体感することが出来ます。それぞれのゾーンでは、生き物の展示だけでなく、そこに棲む鳥や野生動物の鳴き声も流れていて、五感を使って生態系や環境を感じることが出来ます。
パンタナルエリア
南アメリカ中心部にある世界最大級の熱帯湿原、パンタナルを再現したエリアです。後ろにはパンタナルの映像がが流れ、その前に樹々が立ち並び手前にはカワスイ一の大きな水槽があります。これらが一体となり、まるでパンタナルに居るかのような心地良さを味わうことが出来ます。
レンソイスエリア
ブラジルにあるレンソイス砂丘。雨期になると、この真っ白な砂丘に湖が出現します。そして、雨水だけで出来たこの湖に生息する魚がいるのです!この魚がどこから来るのか、はいまだに解明されていないそうです。そんな不思議で美しい砂丘と湖が再現されています。
パノラマスクリーンエリア
アマゾン川に暮らす生き物たちが、約200度の広角スクリーンに実寸大で投影されます。そして、見ている人が手を振ると、センサーが感知し、アマゾンカワイルカやマナティが近寄ってきてくれます。
アマゾンゾーン
このゾーンは他とは異なり、自然光の入る熱帯雨林の温室となっています。そしてその両サイドに5つの水槽が設置され、アマゾン川に流域に生息する生き物を見ることが出来ます。
また、時期は未定ですが、コロナ過が落ち着いたころには、熱帯雨林の中に足を踏み入れ、カピバラへの餌やり体験なども予定されています。
カフェ&オフィシャルショップ
館内には、ショップやカフェ、猫カフェやモルモットとのふれあい体験などもできます。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ビュッフェレストランAOW・動物とのふれあい店舗やイベントは、当面の間営業を見合わせます。詳細はHPでご確認ください。
- カフェクラム:10階エントランスにあるカフェ
- 売店 ボデーガ:10階展示室内にある屋台風の売店
- AOW:10階にあるビュッフェレストラン
- こもれびカフェ:9階にある緑豊かなカフェ。猫テラス「ソラネコカフェ」を併設
- カワスイ オフィシャルショップ:9階にある限定グッズなどを販売するショップ
- ふれあいパーク:9階ショップ脇にあり、モルモットとのふれあい体験ができる
不思議な水族館
魚200種、動物30種、そして多くの植物が配されている川崎水族館は、水族館というより、生態系・環境を肌で感じることが出来る場所でした。デジタル技術を駆使して、ビルの中にいることを忘れさせてくれる空間です。
子どもと一緒に、大人同士で、と色々と楽しめる場所になりそうです。
カワスイアプリ配信中
カワスイでは現在、専用アプリを配信中。フロアガイドやレストランなどの紹介のほか、WEBチケットの購入やクーポンなども受け取れます。また、2回分の入館料金で1年間何度でも行ける、お得な年間パスポートも各種発売中です。