箱根登山鉄道（株）は７月23日（木）の全線運転再開に合わせ、記念乗車券を販売する。２種類の台紙デザインが用意され、一つは災害を記憶にとどめてもらおうと試運転表示で走る登山電車の写真が使われている。
9か月ぶりの全線運転再開
乗車券は、約９カ月ぶりに全線運転再開を記念したもので、箱根湯本駅発と強羅駅発の２種類が用意された。箱根湯本駅発の乗車券には、宮ノ下駅―仙人台信号場間を走る１０９号・１０８号の車両が使われた台紙デザイン。強羅駅発の乗車券にはアレグラ号と、行先標に「試運転」と表示されたベルニナ号の写真が使われている。
裏面デザインは共通で線路などの復旧支援に対する感謝の言葉とともに、土砂で埋まった線路などの写真が使われている。同社の担当者は「多くの方のご支援で運転を再開する運びとなりました。この乗車券を記念として手元に残していただければ」と話している。
郵送での販売も
小田急旅行センター小田原、箱根湯本で７月23日（木）から７月26日（日）に２枚セット（820円 税込）を販売。箱根湯本駅と強羅駅で両駅発の乗車券（各410円 税込）を７月27日（月）から２０２１年２月末まで販売する。
また、７月27日（月）から新型コロナ感染拡大防止の観点から郵送申し込みによる通信販売も行う（２枚セットのみ）。申し込み方法や詳細は、同社のホームページを参照。問い合わせは同社【電話】０４６５・３２・６８２３へ。
