真鶴町はこのほど、町内の石造物にQRコード付きのプレートを設置したと発表した。QRコードを読み取ると、石造物の解説や設置時期などが書かれた専用のページを閲覧できる。
「歴史や背景を知ることで、石造物の見方が変わると思う。町の魅力を高めることにつながれば」と同町の担当者は話している。
プレートが設置されたのは「ふるさとの碑」「源頼朝船出の浜案内板」「源頼朝開帆處の碑」「築港記念の碑」「真鶴漁港の碑」「しとどの窟の案内板」「与謝野晶子の歌碑」「幕末の台場の堤築」「胎中楠右衛門の石像」「町有林記念の碑」で、漁業や歴史に関する10個の石造物。
銘石「小松石」が産出される場所として知られている同町。昨年は、現代彫刻家たちによるアート作品を展示した石の彫刻祭が行われるなど、「石のまち真鶴」のアピールに力を入れている。今回プレートの設置は、町内にある10個の石造物の意味を知ってもらおうというものだ。
担当者は「今後は、自宅や外からでも見られるように環境を整え、ページを充実させたい」としている。